俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五体俳句0191・舌03・井上剣花坊01・2014-09-09(火)
○「やせこけた犬に火焔のやうな舌」(井上剣花坊01)
川柳「やせこけたいぬにかえんのやうなした」
まだ残暑厳しい中を走ってきた痩せた犬。犬には汗腺がないので舌から涎を垂らして体温調節をしているのです。「火焔」のような赤い舌を垂らして。→五体俳句-索引
○井上剣花坊(いのうえけんかぼう)(1870~1934)
●好きな一句「咳一つきこえぬ中を天皇旗」02
川柳「せきひとつきこえぬなかをてんのうき」
山口県萩市出身。小学校代用教員を経て、新聞記者となり1903年、剣花坊の名で 新聞「日本」の新川柳の選者となり活躍。 狂歌と云われていた古川柳を、正岡子規が提唱した新俳句に抗するように新川柳として世に出した。 川柳中興の祖と云われている。→俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)