俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五感俳句0193・嗅覚033・日夏耿之介01・2014-09-24(水)
○「きくの香やてる日に霧ふ宋胡録」『婆羅門俳諧(1944)』(日夏耿之介01)
季語(きく・秋)「きくのかやてるひにきりふそうころく」
宋胡録(スンコロク):タイのスコータイ県、サワンカローク周辺で作られる陶器。茶人や陶芸家が欲しくてたまらないものらしいです。菊の花香るなかで、秋の陽があたって霧がかった宋胡録です。→五感俳句-索引
○日夏耿之介(ひなつこうのすけ)(1890~1971)
●好きな一句「秋ふかし今宵月見ぬ衛士の家」『同上』02
季語(秋ふかし)「あきふかしこよいつきみぬえじのいえ」
長野県飯田市出身。詩人。早大英文科在学中、西条八十らと詩誌「聖盃」を創刊、詩活動に入る。主な詩集に「黒衣聖母」(1917)など。俳句は漢詩調の長句から、破調、または生調など奔放多彩であった。→俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)