俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●方法感俳句0191・同質因果018・加賀千代女01・2014-09-08(月)
○「行く水におのが影追ふ蜻蛉かな」『千代尼句集』(加賀千代女01)
季語(蜻蛉・秋)「ゆくみずにおのがかげおふとんぼかな」
陰暦9月8日は千代女忌。水に影を映しながら飛ぶトンボ。実は蜻蛉は自分の影を追っているのです。影のほうが蜻蛉本体より先行しています。これぞ「同質因果」という句です。→方法俳句-索引
○加賀千代女(かがのちよじょ)(1703~1775)
●好きな一句「落鮎や日に日に水の恐ろしき」02
季語(落鮎・秋)「おちあゆやひにひにみずのおそろしき」
加賀国松任出身。表具屋に生まれる。金沢藩の足軽のもとに嫁したという説も。特定の師はいないが、蕉門の→各務支考や露川に認められ交遊も広い。後年は剃髪して素園と号したため、千代尼とも称される。→俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)