俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五感俳句0121・嗅覚020・服部土芳・2013-03-18
○「梅ちるや糸の光の日の匂ひ」(服部土芳01)
季語(梅・春)
「糸の光」とは雲の間から漏れる日矢の直線光のようなものでしょうか。太陽光にも散る梅の香が移っていくようです。
○服部土芳(はっとりとほう)(1657~1730)
代表句「かげろふやほろほろ落つる岸の砂」『猿蓑(1691)』02
季語(かげろふ・春)
伊賀上野生まれ。→松尾芭蕉より13歳年下だったが幼少より親交があった。伊賀藤堂藩士服部家の養子となるも、31歳で家督を辞し、蓑虫庵で俳諧専念の生活に入る。そこで、多くの蕉門俳人を育て、名評論集「三冊子」を完成した。