俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●次元俳句0119・斜め(空間)・多田裕計・2013-03-03
○「スコップの斜めの深さうまごやし」(多田裕計01)
季語(うまごやし・春)
「うまごやし」という名前は、飼料としてウマに与えると肥えるということからつけられたということです。たしかにスコップは垂直ではなく、斜めに挿して地を掘ります。
○多田裕計(ただゆうけい)(1912~1980)
代表句「草萌えにショパンの雨滴打ち来たる」『ショパンの雨滴(1957)』02
季語(草萌え・春)
福井県出身。作家。仏文科在籍中から→横光利一に師事。卒業後上海へ渡り、その地において第13回芥川賞を『長江デルタ』で受賞。 戦後、俳句文芸誌「れもん」を創刊・主宰。