俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○五体俳句062・脳01・安井浩司・2011-11-15
○「鳥墜ちて青野に伏せり重き脳」(『青年経』1963)(安井浩司01)
○季語(無季)
【鑑賞】:「脳」を詠んだ句などあるのだろうか。と思ったらありました。孤高の俳人、安井浩司氏の句です。解釈すること自体を拒んでいるような句ですが、「ピンク」色が鮮やかに浮かんでくるのは何故でしょうか。
○安井浩司(やすいこうじ)(1936~2022)
○好きな一句「ひるすぎの小屋を壊せばみなすすき」(『阿父学』1974)02
○季語(すすき・秋)
【Profile】:秋田生まれ。→高柳重信と→永田耕衣に師事。暗喩に満ちた言葉と土俗的な霊性、濃厚なエロスを融合した句を出身の秋田の地にて作り続けた。第13句集『句篇』で、吟遊俳句賞2003を受賞。孤高を貫き、一切の原稿依頼を断り「俳句年鑑」への掲載も拒否。
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安井浩司掲載句
03旅人よみえたる二階の灰かぐら(『阿父学』1974)(無季)〈特集361・旅の俳句1-7〉2017/11/24
04万物は去りゆけどまた青物屋(『句篇 終りなりわが始めなり』2007)(無季)〈特集636・商店俳句1-10青物屋〉2023/9/9