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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
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俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●五体俳句052・肺01・鶴彬

2011-08-02 00:48:18 | 五体俳句

五体俳句052・01・鶴彬・2011-08-02

 

○「もう綿くずも吸えないでクビになる」(鶴彬01)

(川柳)

自らの命をかけてでも痛烈に戦争を批判しつづけた日本の代表的な反戦川柳作家「鶴彬」です。これは劣悪な環境下で働いていた労働者の「肺気腫」を糾弾した句です。


 
鶴彬(つるあきら)(1909~1938)

代表句「手と足をもいだ丸太にしてかへし」02

(川柳)

石川県河北郡高松町(現かほく市)生まれ。日本のプロレタリア文学の影響をつよくうけた代表的な反戦川柳作家。昭和初期の新興川柳の旗手。軍国主義的風潮のなかで反戦的作品を発表しつづける。「手と足を」が1937年、雑誌「川柳人」11月号に発表されるや発行停止。本人も思想犯として検挙され、9ヶ月後、29歳で獄死した。新興川柳運動はこの弾圧で終焉した。

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