俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○技法俳句053・比喩(直喩)=といふ02・安東次男・2011-08-12
○「蜩といふ名の裏山をいつも持つ」(安東次男01)
○季語(蜩・秋)
【鑑賞】:この句の作者の自宅には裏山があり、蜩の声が聞こえています。「カナカナ」という蜩の寂しげな声は作者のお気に入りです。
○安東次男(あんどうつぐお)(1919~2002)
○「庖丁の香を逃がしやる朧かな」02
○季語(朧・春)
【Profile】:岡山県出身。1937年、旧制三高入学。梶井基次郎、中原中也を知る。1942年、東大卒。→加藤楸邨に俳句を学ぶ。1946年→金子兜太らと句誌「風」を創刊。詩に転向。1969年句作を再開。芭蕉連句の講釈が機縁。1962年、読売文学賞、句集『流』で1996年、詩歌文学館賞受賞。