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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●方法俳句053・憑依01・斎藤玄・2011-08-11

2011-08-11 00:00:00 | 方法俳句

●方法俳句053・憑依01・斎藤玄・2011-08-11


○「まくなぎとなりて山河を浮上せる」(斎藤玄01)

季語(まくなぎ・夏)

「まくなぎ」は土手を自転車で走っているときに突入する小虫の大群です。その「まくなぎ」に憑依して山河を駆け昇ります。

 

斎藤玄(さいとうげん)(1914~1980)

代表句「たましひの繭となるまで吹雪きけり」02

季語(吹雪く・冬)

函館生まれ。祖父は函館銀行の初代頭取。京大俳句に参加。→西東三鬼に師事し三樹雄と号す。その後、→石田波郷に師事、玄となる。1940年「壷」を創刊、1953年に「鶴」を辞す。『雁道』で第14回蛇笏賞を受賞した1980年、65歳で没す。

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