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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●技法俳句038・比喩(直喩)=ごとく04・鈴木真砂女

2011-04-29 01:15:57 | 特集俳句

●技法俳句038・比喩(直喩=ごとく04・鈴木真砂女

 

●「春暁や潮騒のごと電車すぐ」(鈴木真砂女01)

○季語(春暁)

【鑑賞】:春の明け方、電車が潮騒のように音をたてながら過ぎていきました。線路の音が遠い波しぶきのように聞こえたのです。

 

鈴木真砂女(すずきまさじょ)(1906~2003)

○代表句「女一人目覚めてのぞく螢籠」02

○季語(螢籠・夏)

【Profile】:千葉県鴨川町の旅館吉田屋の末娘として生まれる。1936年、→大場白水郎の門に学び、戦後、→久保田万太郎・→安住敦に師事。「春燈」同人。銀座に小料理店「卯波」を経営。常連客であった丹羽文雄は真砂女をモデルに2篇の小説を書いている。第4句集『夕螢』で俳人協会賞、第6句集『都鳥』で読売文学賞。1999年、『紫木蓮』で第33回蛇笏賞受賞。

鈴木真砂女掲載句

03戒名は真砂女でよろし紫木蓮(紫木蓮・春)〈色彩・紫〉2016/3/14

04花冷や箪笥の底の男帯(花冷・晩春)〈特集・家具俳句〉2018/4/6

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