●方法俳句038・歴史題材03・加藤三七子
○「春の鵙入鹿の首のとぶ絵伝」(加藤三七子01)
季語(春の鵙)
大化改新で討たれた蘇我入鹿の首が遙かまで飛んだという絵伝を題材にした句です。
○加藤三七子(かとうみなこ)(1925~2005)
代表句「春愁の昨日死にたく今日生きたく」02
兵庫県龍野市出身。龍野高等女学校卒。文学書や絵画に親しんだ。戦後すぐに歌誌「水甕」に拠って短歌を詠んだ。相生垣秋津(→相生垣瓜人の兄)の紹介で俳句に転向、「九年母」に投句した。1959年、「かつらぎ」の→阿波野青畝門に入る。1977年「黄鐘」創刊主宰。
フォロー中フォローするフォローする