●技法俳句036・比喩(直喩)=ごとく03・透次
○「風ぬくく生死に浸かるごとくなり」(→透次038)
季語(温い・春)
風が生暖かく生き返ってきました。寒さのなかではすべてが凍りつき、生も死も凍てついていたのですが、この春のぬくい風の中では、生や死にどっぷりと浸かっているかのようです。この句は「俳句朝日」第2号(95年3月投句)に→石原八束先生選で掲載されたものです。
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