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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●技法俳句037・比喩(直喩)=似て02・相生垣瓜人

2011-04-22 01:21:17 | 特集俳句

技法俳句037・比喩(直喩)=似て02・相生垣瓜人

 ○「某の乱行に似て冴返る」(相生垣瓜人01)

季語(冴返る・春)

【鑑賞】:四月にもなって「冴返る」ことはあまりないかも知れませんが、「春寒」の日はまだまだあります。「花冷え」という美しい季語もありますから。「冴返る」朝は「なにがし」の乱行のように不意打ちです。

 

相生垣瓜人(あいおいがきかじん)(1898~1985)

○好きな一句:「台風を卑小なる風追うてゆく02

季語(台風・秋)

【Profile】:兵庫県高砂市生まれ。1920年東京美術学校製版科卒。浜松工業(高等)学校に勤務し1955年退職。1930年、初めて『ホトトギス』に投句、つづいて『馬酔木』に投句。後馬酔木同人となり1950年盟友、→百合山羽公と俳誌『海坂』を刊行。第1句集「微茫集」で馬酔木賞を受賞。句集「明治草」で第10回蛇笏賞受賞。

相生垣瓜人掲載句

03俊寛の忌日の風ぞ狂ほしき(俊寛忌・春)〈次元・忌日〉2014/03/02

04白銀に又銀鼠に八つ手咲く(八つ手の花・初冬)〈色彩675・銀鼠2〉2024/11/19

 

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