俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○技法俳句037・比喩(直喩)=似て02・相生垣瓜人
○「某の乱行に似て冴返る」(相生垣瓜人01)
○季語(冴返る・春)
【鑑賞】:四月にもなって「冴返る」ことはあまりないかも知れませんが、「春寒」の日はまだまだあります。「花冷え」という美しい季語もありますから。「冴返る」朝は「なにがし」の乱行のように不意打ちです。
○相生垣瓜人(あいおいがきかじん)(1898~1985)
○好きな一句:「台風を卑小なる風追うてゆく」02
○季語(台風・秋)
【Profile】:兵庫県高砂市生まれ。1920年東京美術学校製版科卒。浜松工業(高等)学校に勤務し1955年退職。1930年、初めて『ホトトギス』に投句、つづいて『馬酔木』に投句。後馬酔木同人となり1950年盟友、→百合山羽公と俳誌『海坂』を刊行。第1句集「微茫集」で馬酔木賞を受賞。句集「明治草」で第10回蛇笏賞受賞。
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相生垣瓜人掲載句
03俊寛の忌日の風ぞ狂ほしき(俊寛忌・春)〈次元・忌日〉2014/03/02
04白銀に又銀鼠に八つ手咲く(八つ手の花・初冬)〈色彩675・銀鼠2〉2024/11/19