俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●技法俳句022・配合02・五所平之助

2010-12-24 14:43:27 | 特集俳句

●技法俳句022・配合02・五所平之助

○「鯛焼やいつか極道身を離る」(『わが旅路』1979)(五所平之助01)

○季語(鯛焼・三冬)

【鑑賞】:技法の「配合」の第2弾。極道も血の気の盛んな若い時だけで、年を経るほどにしだいに人は落ち着いていくものです。そのことと鯛焼きは直接関係はないのですが、鯛焼きを食べているとふとそんなことが胸をよぎったのです。

 

五所平之助(ごしょへいのすけ)(1902~1981)

○好きな一句「少年に愛す沼あり花すゝき」(『五所亭句集』1966)02

○季語(花すすき・三秋)

【Profile】:昭和期の映画監督。俳句は1919年→久保田万太郎、→大場白水郎を知り、「俳諧雑誌」に拠り、→長谷川春草に指導を受ける。三田俳句会で→原月舟、→原石鼎に接し、1921年、→前田普羅主宰「加比丹」同人となる。鈴木燕郎松尾竹後らと「誕生」を発刊したが、映画監督として多忙になり作句を中断。1934年「いとう句会」発足と共に復活。後、→安住敦主宰の「春燈」所属。俳人協会監事。日本映画監督協会理事長。

五所平之助掲載句

03売られゆくうさぎ匂へる夜店かな(『五所亭句集』1966)(夜店・三夏)〈五感・嗅覚〉2012/8/13

04流星や明日釣にゆく沖の見え(流星・三秋)〈特集660・天体俳句2-4流星〉2024/8/9

コメント