●特集俳句0120・楽器09=胡弓・原月舟・2013-03-15
○「春暁の樹に倚りて弾く胡弓かな」(原月舟01)
季語(春暁)
楽器俳句の第9弾は「胡弓」。春の朝、大木の幹に寄りかかって胡弓を弾いています。なんとも哀愁を帯びた音でしょうか。
○原月舟(はらげっしゅう)(1889~1920)
代表句「秋風や相誘うて錆びる釘」02
季語(秋風)
東京生まれ。慶応義塾大学理財科卒。東京電気株式会社勤務。在学中、→高浜虚子に書を寄せて句作を志し、その後三田俳句会を興して「ホトトギス」に投句を始める。大正の初年すでに小杉余子・→前田普羅などとともに気鋭の俳人として活躍した。
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