切られお富!

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<訃報> 三遊亭円楽

2009-10-30 23:59:59 | 新釈落語噺
今後、どうなるのかな、円楽一門? まずは、ご冥福をお祈りいたします。

・三遊亭円楽さんが死去…76歳肺がんで

とうとう生では見ることのできなかった噺家ですが、テープやCDはそこそこ聞いています。

ただ、割と下ネタ好きではありましたよね。(少なくとも、わたしが聴いた音源では。)

で、やっぱり、わたしが聞いたなかでは師匠円生ゆずりの「文七元結」がよかったですね~。同世代の古今亭志ん朝、立川談志とは違うところがあったりして…。

で、どうも気になるのは、名人・六代目三遊亭円生の流れを汲む円楽一門で、円生~円楽の流れを継いでいる本格派の噺家が育っているのかという点。

円楽を継ぐという楽太郎の落語は聴いたことがないし(あまり、評判も聞かないな、わたしは!)、七代目円生の名跡を鳳楽が継ぐという話もあったとか…。このあたりも、円生の名跡に相当する実力者なのか、わたしにはよくわからない。

(因みに、鳳楽の落語は一度だけ生で聴いたような記憶があるんだけど、よく覚えてないなあ~。失礼しました。)

要するに、今もってCDが数多く売られている、六代目三遊亭円生の芸の継承という点で、円楽一門には大きなミッションがあるわけで、師匠の死に悲しんでいる場合じゃないぞ!ということが、ちょっと言いたくなったんですよね~。まあ、大きなお世話かもしれないけど。

ところで、メディアの方々、立川談志のコメントを取ってきて欲しいなあ~。同世代のライバルだったんだし、古今亭志ん朝、円楽に真打昇進を抜かれたことから、今の談志があるんですからね~。

それと、急に思い出したけど、意外なことに談志の弟子・立川志らくがその著書『全身落語家読本』のなかで、円楽に好意的な発言をしているんですよね~。

というわけで、メディアの方々、談志、志らくのコメントを取ってきてね!

どうも、気になっているので!

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