切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

今日は鴎外忌なんだよね。

2016-07-09 22:24:34 | 超読書日記
娘の森茉莉の方が好きとはいえ、鴎外も好きですよ(笑)。鴎外の文章もハイカラですから。一度は太宰治の墓があることで有名な三鷹の禅林寺に行ってみたいと思っています。ところで、「ととねえちゃん」のモデルになっている雑誌『暮らしの手帖』編集部に、鴎外の著作権が切れて生活に困った森茉莉が出入りしていた時期があるんですってね。ドラマに出てくるのかな?

で、鴎外に話を戻すと、わたしはこの人のハイカラな感じの短編が好きで、「花子」、「牛鍋」、「身上話」なんかよいです。中長編だと「ヰタセクスアリス」とか「青年」の、主人公の童貞喪失場面なんかも、凝ってるな~と思いますし・・・(というか、そういう意味だって、大人になって読み返すまで気づかなかったんですよね。わたしもお子様でした!)。

また、歴史小説については、吉村昭が鴎外の歴史小説について語っているテープを聴いてなるほどと思ったのと、三島由紀夫の文章読本で「渋江抽斎」の文章の解説をしているくだりがあって、それであの退屈な(すいません)作品の良さにちょっと目覚めたというところではありますね。

あと、サブカルな話題でなんだけど、ロックバンド・エレファントカシマシの宮本浩次が鴎外ファンで、アルバム『扉』収録の曲には鴎外のことが出てきますよね。ロックには珍しい内容だと思うんだけど・・・。特に、個人的には「化ケモノ青年」って曲が大好きです!アルバム制作の現場を追ったドキュメンタリー映画『扉の向こう』もよかったですし。

ということで、とりとめがなくなっちゃったな。

ま、こんなところで・・・。

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