たまたま、サッカーの北朝鮮戦があった日の晩、手塚治虫の「鉄腕アトム・地上最大のロボット」というマンガを読んだのだけど、この中に出てくるプルートウというロボットと北朝鮮の選手の姿が重なってみえてしまった。
プルートウは「世界一強いロボットになる」というだけの目的で作られたロボット。万が一戦いに負けたら自爆するように作られている。しかも、プルートウを作らせたのが、国を追い出された元国王(独裁者)だというのがなんだか象徴的。つまり、元独裁者のエゴのためにだけ存在しているロボットだということ。
考えてみれば、北朝鮮のスポーツ選手も独裁者のために勝つことだけを運命付けられた存在で、結果が出せなければ、本人だけでなく家族まで悲惨な運命が待っている。
試合の後半、敗戦が決定的になったあたりで、北朝鮮の選手のあわや乱闘というような場面があったけど、あれは時間とともに忍び寄る悲惨な運命への苛立ちがさせた行為なのかな?というのは深読みしすぎかな?
単純に「北朝鮮はしょうもないなあ」では済まない、サッカーの背後にあるものを想像してしまったのだけど・・・。
『PLUTO』 ①・② 浦沢直樹VS手塚治虫
プルートウは「世界一強いロボットになる」というだけの目的で作られたロボット。万が一戦いに負けたら自爆するように作られている。しかも、プルートウを作らせたのが、国を追い出された元国王(独裁者)だというのがなんだか象徴的。つまり、元独裁者のエゴのためにだけ存在しているロボットだということ。
考えてみれば、北朝鮮のスポーツ選手も独裁者のために勝つことだけを運命付けられた存在で、結果が出せなければ、本人だけでなく家族まで悲惨な運命が待っている。
試合の後半、敗戦が決定的になったあたりで、北朝鮮の選手のあわや乱闘というような場面があったけど、あれは時間とともに忍び寄る悲惨な運命への苛立ちがさせた行為なのかな?というのは深読みしすぎかな?
単純に「北朝鮮はしょうもないなあ」では済まない、サッカーの背後にあるものを想像してしまったのだけど・・・。
『PLUTO』 ①・② 浦沢直樹VS手塚治虫
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能天気な日本のサポーターやタレント、サッカー解説者を見ていると、なんだか北朝鮮の選手の運命が気の毒になってきました。つくづく日本は平和だなと。
強制収用所で重労働の刑に・・・あるいは死刑に・・・そんな事になってなければいいけど。
他国のことながら心配です。