切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

久々に言い訳の弁!!

2005-04-26 06:25:22 | 日日雑記
ここのところ、忙しくて全然芝居の感想をUPしてないのですが、書いてないわけではなくて、全部草稿中にしてるんですよね…。

芝居の感想については、段々長文化しているのが原因のひとつになってはいるのですが、サボってる部分もあるかな…。ただ、先月の歌舞伎座の演目については強く言いたい部分もあるし(特に「一条大蔵」の吉右衛門・先代勘三郎との違い、「鰯売」という芝居の三島の意図に関する推測など。)、今月も「籠釣瓶」についてはいろいろいいたい気がしてます。じつは「籠釣瓶」という芝居のストーリーがとても好きなので。

それと、長らく放置状態にしている文楽「阿古屋」の感想があって、これは先年あった玉三郎の「阿古屋」との違いについて考えてみたのですが、草稿中に私のミスで喪失!現在復元中です。おかげで、最近は多少手書きでメモを取るようになりましたが…。

それと、こんぴら歌舞伎の感想(いっぱい、言い訳してるな!)。これも言いたい事があるんですよ。第一部と第二部では正直言って、第一部のほうが文句なしに楽しめたし、心配された(?)染五郎の「毛野村」も別人のような成長ぶりで、素晴らしかった。染五郎も父親より叔父さんを大切にしなよといいたいな!(因みに、パンフレットには「今回の仕事のひとつは染五郎に『毛野村』を教えること。」という吉右衛門丈の発言が載っていました。)

また、第二部の「日向島」については白鸚と文楽・竹本綱太夫の有名な競演もからめて何かいいたいのだけど、私レベルでは難しいかなという気もしています。ただ、この芝居を吉右衛門があえて取り上げたのは、ある種「父を恋いうる記」みたいなことなのでは、と勝手に推測していますが…。また、そのこととは別に、狂言作者・吉右衛門(松貫四)論というのは是非何かいいたい気がしてきました。去年の「再開桜」は傑作だと思ったし、今回は必ずしも成功していなかったけど、「日向島」も「再開桜」にも播磨屋独特の切り口があったと思います。

最後に、この間もたくさんのコメントやTBを戴いているのですが、ほとんどコメントを返すことができず申し訳ないです。でも、今日も朝から晩までいろいろあるしなあ…。GWあたりに一気に何とかしたいのですが…。
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