切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

『カズン』① いくえみ綾 著

2006-03-12 02:56:47 | 超読書日記
ディープな読者がついていることで知られる、少女漫画家・いくえみ綾。彼女の作品を読むのは相当久しぶりだったんだけど、よかったんですよね、なかなかグサグサきて!

いくえみ綾の作品って、偉そうに言えるほどたくさんは読んでないし、濃いファンが結構多いひとなので、変なこと書くと怒られそうで恐いんだけど、ざっくりわたしの印象をいえば、何てことない設定に、グサグサくる言葉って感じなんですよね。

この作品も、高校を出たフリーターの冴えない女の子(ぼんちゃん)が大人になっていくという、何てことないストーリーなんだけど、痛~いところをビシビシ突かれる感じで、やっぱり心理通だな、このひとって思ったなあ~。

出てくる男性陣が妙にリアルでいいんだけど、若い子が「ちょいオヤジ」に惹かれちゃう気分っていうのをウマ~く表現してるなあって感じ。

「萌え~」っていってる、若い男の子はこういうマンガを読んだ方がいいよ!っていう一冊かな。

とりあえず続きが楽しみ!!

カズン 1 (1)

祥伝社

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