いっしょに食べよう

60代おばさん、京都で夫とお気楽暮らしをしています。

老师は研修生の味方

2018年07月27日 | 広島熊野暮らし


   今たっちゃんが働いている職場は経営者家族と従業員は全員中国人です。
   社長ご夫妻は80歳近く?
   よぉそんなしんどい仕事してるんだなぁと思います。
   たぶんバブルの頃はかなり良かったんやろなぁ。

   社長夫婦、社長弟、社長妹、社長娘、5人とも中国語は全く話しません。
   研修生は縫製だけでなく日本語の勉強もしてから工場に来ますが
   それでもそんなすらすらとしゃべれる訳はない。
   おまけに日本人から見たら非常識のカタマリ。 
   社長はすぐに「ほんまにお前らは!」と日本語で怒るそうです。
   たっちゃん
    「なんでも研修生が悪いって決めつけて、あんまりや」

   確かに中国人って無茶苦茶やし
   今までもトラブル続きだったそうで、それは簡単に想像つきます。

   たっちゃんは流暢ではないけれど中国語を使う努力はする、
   研修生にはいきなり叱らずに説明をするようにしているそうです。
   今まで社長の奥さんが研修生に教えていた事、ほぼたっちゃん担当。
   ミシンの修理雑用、座る間が無い忙しさ。
   例えば使う糸も管理できるようになって経費がぐっと下がったとかで
   本社は「いったい今まで何してたんや!」

   研修生は工場の2階に住み込みですが、なんとエアコンが無い!
   それってあんまりやないですか?
   そりゃ30年くらい前だったら山の中は今ほど暑くなかったかもしれない、
   でももう今は無理だ。
   本社から毎月担当部長が来るのに何で今までそういう事になってるんだ?
   
   研修生はたっちゃんのことを工場長ではなく 
    老師、中国語の先生と呼ぶそうです。
   老師がちゃんと談判したからエアコン付くようになりました。
   午後の休憩時間には時々アイスの差し入れしているようです。
   (近くのスーパー水曜日はアイス半額よ)
   
   老師は普通に親切ですが、仕事以外は絶対に関わらない線引き、
   その辺はやっぱり中国生活で身に付いた事やね。
   真面目な研修生が来たらいいのにね。