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APAC Chardonnay tasting

2014-10-04 | Tasting Note

先日、あるワイン会で中国のGrace Vineyardを試飲して、その完成度の高さに驚いたことがある。自分がブラインドのワイン会を主催する機会を得たので、APAC(アジア・パシフィック)のシャルドネを並べて比べてみました。

一番人気は、オーストラリアのヴィクトリア州、ギプスランドの著名ワイナリー、バスフィリップが造るシャルドネ。果実感も豊かで味わいにメリハリが効いている。

二番人気は、中国、山西省のGrace Vineyradが造る、中間カテゴリのPremium Chardonnay。硬質で酸味も豊か。

その他のワインへの票は殆どなかった。ニュージーランドのクメウ・リバーは還元香が残り、ヴィラデストのヴィニュロンズ・リザーブには、あまり果実感を感じることができなかった。中国のGraceも最上級キュヴェは、閉じ気味で票を取れていない。

オーストラリアも冷涼な地域のワインを選択したためか、冷涼感を共通項と感じた方が多かった。APACに共通するものなのだろうか?

1 Grace Vineyard Shanxi (山西省) Vineyard Select Chardonnay 2010 12.5% Charadonnay 100% China 1,580
2 Grace Vineyard Shanxi (山西省) Premium Chardonnay 2009 13.0% Charadonnay 100% China 2,220
3 Grace Vineyard Shanxi (山西省) Tasya's Reserve Chardonnay 2009 13.0% Charadonnay 100% China 3,750
4 Villa D'est Tomi (東御市), Nagano Vignerons Reserve 2008 12.0% Charadonnay 100% Japan 5,000
5 Bass Phillip Gippsland, Victoria Chardonnay "The Estate" 2009 12.7% Charadonnay 100% Australia 9,000
6 Kumeu River Wines Kumeu (20min from Auckland) Mate's Vineyard Chardonnay 2009 13.5% Charadonnay 100% New Zealand 7,020

 

中国のグレイス・ヴィンヤードは、北京の南西約600㌔に位置する。冷涼な土地で、冬が厳しく、マイナス20℃を下回ることもある土地。冬場は、ブドウ樹が壊死しないために、盛り土で樹を守るそうだ。グレイスの創業者は、中国で資産を成したファミリー。その娘は、20代の時はゴールドマンサックスに勤務していたが、現在はワイン会社を仕切る。200㏊もの土地を取得、若しくは借り入れ、年産10万本のワインを造る。

ヴィラデスト以外の写真は失念。

 

 

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