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PSPソフト「新ギレンの野望」、ギレン総帥モードで遂にクリア! ……の巻

2011年09月08日 | ゲーム

ブログ主が最近ハマっているゲーム『新ギレンの野望』。
ついにというか、ようやくというか……総帥モード=ギレン編で
ゲームをクリアすることができた。いや~、ここまで長かった!
前回のエントリの最後で、ギレン編の難関として知られる
「第2次地球降下作戦(=北米侵攻作戦)」に
なんだかアホみたいに戦力を集め、再チャレンジしてきます……と
書いたわけだが、実際のところ、いいトシこいて
アホみたいに入念にゲームを進めただけのことは、あった(笑)。
乾坤一擲の大勝負は見事に成功をおさめ、
あれだけ難攻不落を誇った北米大陸も、
ついにジオンの軍門に屈したのであった。ジィーク・ジオン!!ww

ちなみに書くと、北米侵攻に向けた準備が終わったのが40ターン。
で、「シー・ライオン」「アイアン・ハンマー」の両作戦
(←ブログ主が勝手に命名w)がスタートしたのが41ターンで、
ニューヤーク陥落が53ターン。その後、新たに獲得した
ニューヤークを橋頭堡に前線を西へとすすめ、
キャリフォルニアの陥落をもって作戦終了した時点で58ターンであった。
驚いたことに、その後はトントン拍子にゲームが進んでいく。
悪戦苦闘の連続だった序盤がウソみたいなペースで領土を拡大し、
地球&宇宙の両戦線で破竹の快進撃を続ける、わがジオン軍。
結局、南米・ジャブローの連邦軍本部制圧をもって
「一年戦争」が終結したのは、128ターンのことであった……
(本当は一回、キシリアに射殺されて"史実ED"を迎えてるんだけど、
そこはほら、セーブデータを利用した"巻き戻しプレイ"で、ねw)。

で、結論から言わせていただくと……
このゲーム、個人的にキライではないんだけど、
ちょっと……と言うか、かなり問題があるのではないかと(笑)。
要するに、ゲーム進行のペース配分、バランス配分がオカシイのである。
普通、ゲームって「最初はラクに進めることができて、
次第に難しくなっていく」ってのが、パターンじゃないですか?
プレイするうちにプレイヤーの腕前も上がっていくわけで、
そのような組み立てには、ちゃんとした理由があるのである。

しかるに、本作『新ギレンの野望』の場合
どうなっているかというと……。(あくまで"総帥モード・ギレン編"の話ね!)
ゲーム開始の直後、もう思いっきりの難関が待っている。
ウワサの"第2次地球降下作戦"である。これさぁ……
本作が"初ギレン!"って人は、難易度NORMAL以上では
おそらく、途中でゲームを投げ出すんじゃないだろうか?
もうね、それくらいの大難関なわけですよ。
歴代シリーズ作品を全部プレイしてきたブログ主ですら、
"歴史介入ポイント"を使ったプレイに逃げようかと思ったくらい(笑)。

……にも関わらず。
鬼のようにムズイ"北米侵攻"さえ成功させてしまえば、
その後の展開は、ウソみたいにスムーズなのである。
要するに、ゲーム開始直後が「最大のヤマ場」みたいなwww
これって正直……どうなのよ? な~んか、カタルシスも何もないのである。
第一次大戦有数の激戦として知られるソンムの戦いもビックリ! の
超ブラッディな消耗戦である北米侵攻作戦を戦い抜いたプレイヤーにとって、
その後の戦いはヌル過ぎである。なんかもう、ある種の作業に近い。

しかも、しかも……。
一応は「機動戦士ガンダム」という原作が存在するゲームだけに、
本作の場合、原作のストーリー的な流れがゲームに反映されるわけだが、
この「超ムズイ序盤でつまずいて、すっご~~~く時間を食ってしまう」仕様が
イベントの流れをグチャグチャにしてしまってるという……。
あのガルマ様の登場する「北米の戦い」なんて、
原作アニメでいえば、かな~り序盤のエピソードである。
ところが! この北米侵攻でエラク時間がかかってしまう関係上、
遅々として進まないゲーム内のストーリーとは別に、技術開発レベル"だけ"が、
どんどん先に進んでしまうのである。その結果、どういうことになるかと言うと……。
かの有名な「V作戦・察知イベント」が起こる段階で、
ゲーム内の実際の戦場では、ガンダムはおろか
陸戦ガンダムを通り越して「Gゼフィランサス」とかが活躍しているという(笑)。
もうね、思いっきり進化した連邦のMS(モビルスーツ)が
戦場で猛威を振るってるというのに
「間もなく、連邦もMSを実戦投入してくるものと思われます」なんて情報を
キャッチしてくるジオン情報部の皆さんもっと仕事しろよ!とw。

この手の、ストーリーの流れと実際のゲーム展開が
一致しないチグハグな感じは、ほかにも散見される。
たとえば、ゲームも終了間際……。
連邦軍本部のある南米・ジャブローで"最後の激戦"が行われている真っ最中、
ジオン軍開発部の皆さんが
なぜか「ジャブロー潜入用MSの開発」を提案して来たり、だとか……。
もうすぐ戦争終わる、っちゅうねん。つ~か、今そこでドンパチやってるし(笑)。

要するに……本作『新ギレンの野望』の場合、
細かいところがいろいろ調整不足なのがミエミエなのである。
そもそも、ゲーム序盤の"第2次地球降下作戦"が難関になっているのも
連邦軍の爆撃機"デプロッグ"が「あまりに強すぎる」のが原因である。
もちろん、膨大な数の兵器が登場する
このテの戦略シミュレーション・ゲームの場合、どうしたって
「実際より強く or 弱く」描かれるユニットが生まれてしまうのは
ある意味、仕方のない部分もある。それは分かるのだ。
しかし今回の"デプロッグ"の場合、ちょっと極端すぎである。
わりと序盤にも関わらず「越えられない、分厚いカベ」として登場し、
プレイヤーがそのカベを苦心惨憺して乗り越えられるようになると、
そのあと、もう「乗り越えるのに苦労するような障害は存在しない」って、いったい……。
さすがに、このようなケースでは、開発段階で調整が入るのが普通だろう
(そもそも、ゲーム全体の展開スピードすら大きく左右されているわけで!!)。

で、だ。今回の『新ギレンの野望』が、どうして
このように「細部の調整不足」のまま、発売されたしまったか?
その理由について、ちょっと思い当たることがあるので、
その点について、ちょっと語ってみたいのだが、
話がどんどん長くなってしまうので、今回はいったん、ここまで。
この話、つぎのエントリに続きます~!!


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