もちろん家計は火の車

読書と映画、クルマにゲーム……いろんなものを愛しつつ、怠惰な日常を送るオッサンのつぶやき。

PSP「新ギレンの野望」が、あんなゲームになっちゃった理由に関する、一考察。

2011年09月14日 | ゲーム

え~っと、ちょっと忙しくて
ブログ書けないでいるうち、かなり間が空いてしまいました(笑)。
前回のエントリの最後でチラッと書いた通り、
PSPソフト『新ギレンの野望』に関する考察の、続きです。
ま、具体的に言えば、今回の『新ギレン』が、どういう理由から
「あのように細部に調整不足の感じられる状態」で
発売されてしまったのか……? って話なワケですけれども。
(ちなみに書くと、バンダイ製のガンダム版権ゲームは
「いっつも、そんな感じじゃね?」ってツッコミは、なしです!w)

詳しくは前回のエントリをご覧いただきたいのですが、
今回の『新ギレンの野望』、細部の詰めの甘さに関して言うと
本当に……ちょっと目に余るものがあります。
もっとも、ここを誤解してほしくないのですが、
私の場合「だから『新ギレンの野望』というゲームは失敗作だ!」
「PSPユーザーは、買うべきではない!」……などと言うつもりはないのです。
むしろ、サターン版にまで遡っての
『ギレン』シリーズ愛好家であるブログ主としては、
今回のこの事態、ただただ単純に「とっても残念なことだ」と考えてたりします。

なんたって今回の『新ギレンの野望』、明らかに調整不足な点を除けば
それなりに「よく出来たゲーム」になっているんですから……。
今回の『新ギレン』で新たに導入された"パイロット・モード"だとか
"歴史介入ポイント"といった要素は、
これまでにない「新しい魅力」の"萌芽"くらいは、感じさせてくれるものでした。
ま、それがタイトルに『新』を冠するだけの
大きな進化だったのかどうかは「微妙なところ」ですが(笑)、
とにもかくにも、ゲームのデザイン段階で見れば
「あ~あ、こんなにしちゃったのかぁ」……と
ユーザーが失望の声を上げるようなシロモノでは、絶対なかったハズなのです。

にも関わらず……。
ゲームとしての「練り込み不足」、言い換えるなら
「普通、開発段階で修正しとくだろ、これ!」といったレベルの
ネガ(欠点)により、全体の印象がブチ壊しになってしまっているという。
いったい、どのような理由から
「このような事態になってしまったのか?」って話なんですが。
これ……ブログ主が勝手に推測するに
今回の『新ギレンの野望』というソフト、
「本来は、もっと先に発売されるタイトルだったんじゃないの?」と……。
具体的にいうなら、今年(2011年)の年末商戦とか、
そこらへんの発売を前提に、開発が進められていたんじゃないか、と……。
周知のとおり、クリスマス時期からの年末商戦期は、
年間で「もっともゲームの売れる時期」です。
そのハイ・シーズンに、強力な「ガンダム」版権作品を投入するのは
むしろ、ごくごく自然な発想のような気がします。

これは、ブログ主の単なる"カン"でしかないのですが……。
『新ギレン』というプロジェクトは、本来なら
「あと数か月ほど」開発期間があった作品なのではないか、と。
そうすると、いろいろ辻褄の合う点が出てくるのです。
例の、爆撃機"デプロッグ"が「強すぎる!」なんて点も、そう。
そこらへんのバランスは、本来なら「もっと時間をかけて、
じっくり調整される予定だったのではないか?」……という気がしてなりません。
今回の『新ギレン』というゲームを見ていると、とにかく
「最後の段階で、大慌てでなんとかまとめ上げた」という
バタバタした印象が、ぬぐえません。
急な予定変更により、アレやコレをあきらめつつ
「とりあえず、間に合わせた」……なんだか、そんなイメージがあるのです。

では、なんだって今回の『新ギレン』は
本来の予定よりも前倒しで発売されることとなってしまったのか……?
ここで注目したいのが、今冬に発売される
ソニーの携帯ゲーム機"PS Vita(プレイステーション・ヴィータ)"の存在です。
以前から"PSP後継機"として、その存在を指摘されてきた"Vita"は、
今年6月に行われたゲーム見本市=E3で、電撃的にお披露目されました。
もちろん、大手パブリッシャーであるバンダイには
もっと早くから"Vita"の存在と、その投入時期について
情報が開示されていたものと思いますが、
想像をたくましくして言うなら……この"Vita"の発売が、
当初バンダイが考えていたスケジュールよりも「早かったのではないか」と。

ぶっちゃけた話、この年末に"Vita"が発売されるのであれば、
当然のこととして「Vita対応のゲームソフトに注目が集まる」わけで、
そのようなタイミングで、現行ハード=PSP向けの
ソフトで勝負をかけても、これはもう、始める前から
キビシイ結果が見えているわけであります。
そんなこんなで……今回の『新ギレン』というソフト、
急きょ予定を変更して「8月に発売!」ということと相成ってしまったのではないか、と。
要するに、"PS Vita"ブームの陰に埋没させるくらいなら
「いま、できる範囲でまとめあげて、とにかく売っちゃえ~!」と(笑)。
ある意味、ア・バオア・クーの戦いで
両足を欠いた「未完成の状態のまま」実戦投入された
MA(モビル・ア-マー)=ジオングみたいなものなのかも……? な~んてねw

もちろん、上で述べたことは
ブログ主が「勝手に想像したこと」であり、
真相は、ぜんぜん別のところにあるのかもしれません
(つ~か、部外者である"いちシロウト"が
勝手に想像したことが「図星!」だったりした日には、
書いてる本人もビックリなわけで……ww)。
でもなぁ~……。
今回の『新ギレンの野望』、思わず
上記のような邪推をしたくなるくらい「惜しい!」デキなのであります。
だから、何を言いたいのかというと……
次の"PS Vita"向けには、本当に
ユーザーの度胆を抜くような素晴らしい『ギレンの野望』を作ってくださいよ、よ。
あと、省略された"ジオングの足"パーツの部分を
ダウンロード方式で追加販売するようなマネだけはしないでくださいね、と。
ホ~ント、お願いしますからね、バンダイさん……!!


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