雑談の達人

初対面の人と下らないことで適当に話を合わせるという軽薄な技術―これがコミュニケーション能力とよばれるものらしい―を求めて

当店より安い価格で販売しているお店がありましたらお知らせください!・・・って気楽な商売だなw

2013年09月03日 | ビジネスの雑談
家電量販店やスーパーなどの大手小売りに行くと、「当店より安い価格で販売しているお店がありましたらお知らせください!」みたいなことを堂々と掲げているケースが散見される。先日もとある店で同様の文句がデカデカと張り出されていて、その陳腐な宣伝を見て、思わずため息が出てしまった。

なんとまぁ、気楽な商売をしていることか。

これって、客にマーケティングさせているってことですよね。しかも、そのお客様に対する報酬は、他店の商品価格との差額だけというわけですな。わざわざ他店の動向を探ってきて、貴重な情報提供をしていただいたお客様には、10万円ぐらい謝金を出すのがスジってもんではないですかね?(当然そんなつもりはないんだろうが…)他店の動向を徹底調査したうえで、品質やアフターサービスを含めてあらゆる観点で自信をもって「ベストプライス」を出すのが、本当の商売ってもんじゃないんですか。

おそらくこういう小売は、自分の店に来る客がこの程度にあしらっておけば十分喜ぶほど心底バカで無能な消費者だと思っているから、こんな傲慢な商売ができるのだろう。一般の消費者ではなくて、会社(プロの購買・調達)相手の商売だったら確実に取引を切られる。こんなやりとりが想定される。

営業「…これがお見積りになります。相当品を弊社よりも安い価格で販売している代理店がございましたら、ぜひお知らせください!」
客先「もっと安いところを見つけたら、いちいちお前んところになんか連絡するかボケ。最初から全力で他の店に絶対負けない価格を持って出直してこいやドアホ」
営業「ぎゃふん」

まあ、冒頭に挙げたような小売店がバカにしているはずの客は、物だけ確認してアマゾンなんかで買ってますけどね、いちいち怠惰な小売のマーケティングの手伝いなどするわけもなくwww ご愁傷様です。

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