城繁幸氏が、香港で働くエリート・ビジネスマンの充実した暮らしぶりに触れておられた。確かに、駐在員の間でも香港勤務は非常に人気がある。ところで、首尾よく香港勤務になると、何とか7年間継続して駐在出来ないか策をめぐらしたりする人がいる。
筆者も香港で頑張る友人に聞いた話なのだが、7年以上継続して香港に居住し、キチンと納税している外国人には、何と無条件で永久ビザがもらえるという(ただし、少なくとも年1回更新のため香港に来る必要はあるらしい)。
日系企業の現地法人で働くその友人は、もともと香港要員として中途採用された経緯もあり、異動命令を受けることなく、この度めでたく滞在7年を超え、遂に永久ビザをゲットしたらしい。仮に日本が破綻し大混乱に陥ったとしても、とりあえずの避難先をまんまと確保してしまったというのは、物価高の香港とは言え微妙にうらやましい。
ただ、終身雇用と年功序列のせいで、本人の意向や適材適所は一切無視して、数年ごとに機械的に人事ローテーションを回すのが日本企業の宿命なので、普通の駐在員で彼のような役得を得られる人は少数派だろう。結局、抜け駆けや一人だけ美味しい思いをすることを絶対容認せず、あらゆる逃げ道を塞ぎ、皆で苦労を分かち合うことをモットーするのが日本社会なのである。
参考リンク:たまに遊びに来るくらいがちょうどいい国、日本
筆者も香港で頑張る友人に聞いた話なのだが、7年以上継続して香港に居住し、キチンと納税している外国人には、何と無条件で永久ビザがもらえるという(ただし、少なくとも年1回更新のため香港に来る必要はあるらしい)。
日系企業の現地法人で働くその友人は、もともと香港要員として中途採用された経緯もあり、異動命令を受けることなく、この度めでたく滞在7年を超え、遂に永久ビザをゲットしたらしい。仮に日本が破綻し大混乱に陥ったとしても、とりあえずの避難先をまんまと確保してしまったというのは、物価高の香港とは言え微妙にうらやましい。
ただ、終身雇用と年功序列のせいで、本人の意向や適材適所は一切無視して、数年ごとに機械的に人事ローテーションを回すのが日本企業の宿命なので、普通の駐在員で彼のような役得を得られる人は少数派だろう。結局、抜け駆けや一人だけ美味しい思いをすることを絶対容認せず、あらゆる逃げ道を塞ぎ、皆で苦労を分かち合うことをモットーするのが日本社会なのである。
参考リンク:たまに遊びに来るくらいがちょうどいい国、日本