(仮)日本共産党 松戸市議会議員 うつの史行のブログ

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いまからできること! 田中優さんの講演会

2012-01-21 23:55:46 | 議員活動
「松戸の未来を取り戻す会」(通称:MMT)のブログはこちらです。
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松戸市の放射線レベルのライブ配信はこちらです。

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測定結果地図へのリンクを変更しました。こちらをご覧下さい。
これはgooglemapに各自治体が公表した測定値をプロットしたもののようです。(私が作成したものではありません)

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今日は、「いまからできること! 放射能とエネルギーのはなし」田中優さんの講演会に参加しました。

前半は「知る見るバザール」と称して、放射能問題に取り組む市民団体や生協、農業者、事業者などの活動紹介、展示がおこなわれていました。
松戸の未来を取り戻す会(MMT)も出展していました。



田中優さんの講演会は盛況で、雨にもかかわらず多くの人が集まっていました。



市長も参加していました。(市議会議員も数人参加していたようです)
市長の挨拶では、市内から0.23μSv/h以上を一掃する!と言ってました。ぜひお願いしたいです。また市内の除染には30億円ほどかかると見越しているようです。(きっと柏の数値を引用しただけかと・・・)

田中優さんの話は盛りだくさんで、最初は放射能の話、次に節電をすれば原発は必要なくなるという話、そして自然エネルギーへの転換の話でした。

気になったのは、放射線をシャットアウトできるかもしれない塗料が発見され、来月には実験・結果がでること、また福島第一原発では4号炉の使用済み核燃料が今後心配・・・元旦の震度4でも水漏れ、震度5以上だと崩れ落ちるかも・・・?、セシウムの野菜への吸収はほとんど心配ないが、魚介類は気をつけた方がよいこと、給食の3大汚染源は牛乳・キノコ・果物だったということ、米や麦は胚芽・麦芽にセシウムが集中し、白米はといでしまえばほとんど心配ないこと、チェルノブイリでは体内の放射性物質が10Bq/kgを超えると異常が出てくるという報告があること・・・などなどです。

エネルギーの話では、全電力使用量のうち22%が家庭であり、家庭での節電は全体としては大きな効果は上げられず、事業者の節電が重要であること、日本の発電所は電力消費のピークにあわせて造られているが、ピークまで到達するのは年間8760時間のうちわずか10時間ほどであること、電気を使えば使うほど単価の安くなる事業者の電気契約の仕組みを見直し、節電すればするほど節約できる一般家庭の契約と同様にすれば事業者の電力消費は下がる、電気のピーク時間だけ事業者の電気料金を高くする(フランスでは13~15時に通常の11倍の電気料金とか)、エアコンを30分のうち5分だけ自動的に送風に切り替える装置をつける・・・など。
また、地熱発電の盛んなアイスランドでは、17機ある地熱発電所のうち14機は日本製、もし日本で地熱発電をフルに活用すれば、全発電量に占める地熱発電の割合は0.6%→30%になる、日本の沿岸50km以内の海上で風力発電をおこなった場合、東京電力の全発電量をまかなえる、江戸川区では市民立発電所として太陽光発電を実施している・・・など。

原発反対は国民の多数派ではあるが、テレビや新聞などマスメディアが原発を推進している。
電力会社の株主は、大手銀行や保険会社であり、電力会社は高い利率で金を借りてくれる優良顧客となっている。その高い利率は電気料金として国民から集める。
原発利益に群がる仕組みを日本では「原発村」というが、海外では「原発マフィア」と呼ばれている。
こうした利権企業の活動資金を奪うことが一番効果的、原発反対を打ち出した信用金庫などに金を預ける、保険は保険会社ではなく共済に入る、電気を自給自足できるような設備投資をする(電力会社からの自立)など・・・。

市民運動をすすめるには、危機をあおりすぎるのではなく、リアルに言葉を伝えること。漫画・歌などが効果的、一番効果がないのは学術論文(笑)だそうです。
なかなかおもしろい、示唆に富むお話でした。

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“あしたの風”新春の集い にぜひお越し下さい。
2012年1月22日(日)
場所:みのり台市民センター第1ホール
時間:開場10:30 開会11:00
参加協力券:1000円



参加協力券をお求めご希望の方は、お知らせ下段の実行委員会の連絡先にお問い合わせ下さい。
またあらかじめ参加協力券をお求めいただかなくても、当日参加も大歓迎です。(参加費は同じです)
ブログをご覧の皆さんのお越しを心からお待ちしております。

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対応が可能になり次第、ブログでお知らせしたいと思います。ご容赦いただけますようお願いいたします。