卯月の日常

グルメ、旅、時々猫

パンの耳

2017年09月22日 09時27分13秒 | ひとりごと

これを言うと贅沢な!と思われるかもしれませんが、実はパンの耳が苦手です。
サンドウィッチでも出来たら耳なしのものを選び購入します。

よほど香ばしいパン耳なら喜んでかじりつくのですが、基本は苦手。

幼い頃、近所のパン屋さんでパン耳だけを30円で購入し、砂糖をまぶして揚げる、所謂ラスクというものを母に作ってもらってました。
ほぼ毎日です。
…………おかげで飽きましたけどね。


食べ過ぎて飽きる、という経験は皆さんも良くあることだと思います。
どんな美味しいものでも、そうなってしまいます。

ちなみにドーナツも一時期、食べ過ぎて飽きました。
これもまた母の影響です。

今から考えると、家で作るドーナツは素朴な味わいでとても美味しかった。
今で言う、サーターアンダーギーのような出来映えで、クリームも何もなく、シナモンシュガーが振りかかっているだけのシンプルなものです。

節約家?の母は、とにかく大量の小麦粉を買ってきて、毎日アホほど作るんです。
友達にあげたり、父の事務所の人にあげたり。
(迷惑じゃなかったろうか)
しかし、手間も暇もかかっていることを、この年になってようやくわかりました。

父と昔話をするとき、必ず母の思い出が登場するんですが、「仕事人間」だった父の中にあまりこういった記憶はありません。(消えたのかもしれないが)
共通の思い出は思いの外少ないんだなぁ、と感じ、ふと寂しくなってしまいました。

よく考えると、私はたった15年しか母と暮らしてこなかったわけだから、もしかするとそれ以前の思い出の方が多かったり?
共有出来ないのも当然なんですね。(笑)

古くからの友人は
「もっちゃん(私のあだ名)のお母さんは厳しくて怖かった!けど何かにつけ、花見やパーティとかしてくれて、すごい気合い入ってたね。」
と懐かしみます。

そういう思い出をたくさん作ってくれた母に、感謝することなく別れてしまったわけだから、それはそれで後悔しちゃうんですよね。

先日、大阪の墓の前でふとこんなことを考え、なるほど、~孝行のしたい時分に親はなし~とはこういうことを言うのか、と実感しました。

ま、実際、目の前にいたら、感謝どころか、喧嘩ばかりだと思いますけど?

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