不整脈のトラウマに打ち勝って明るく前向きに生きる男の顛末記

明るく前向きに生きることで
不整脈とQOLをコントロールした男の生きざまを描く

悪いのは心臓か? カテアブを生き方を見直す契機にする

2022-01-31 18:40:40 | 脈△神○評△

心臓の声を聴け!。
その忠告を無視して慢心し自堕落の道を歩んできた。
思えば不整脈の悪化は食生活の悪化・体重の増加とリンクしている。
心臓は心の臓器。
もしかしたら己が生き方を映す鏡か?。
その生活を続けると早死にするぞ!。
実際、ここ数カ月で薬漬け (;^ω^)
あの苦しみは主への警鐘。
全てを心臓のせいにするのは辞めよう。
これを機に生き方を見直します!。
期外収 縮男で~~~~~す。





過去に何度か同じような決意表明をしている
まあ、しかし、基本ジャンキーな人間、かつ
自堕落男なので、気がつけば

 高カロリー
 しょっぱい
 脂っぽい
 甘い

ものを家族の見てないところでゴリゴリ摂取してしまう


過去から遡ってくると
食道楽を進めて体重が増加傾向の時は
必ず不整脈が悪化してるんだよねぇ~


ただ、言い訳を言わせてもらえば
じゃ~清廉潔白な食生活をすれば不整脈がなくなるかというと
そうでもない
(減ることは減るんだが)

我慢したってさほどいい思いができるわけではない
となれば

 やってらんね

ってなるよねぇ~


今回、カテアブを経験して
焼けば自堕落でバラ色な生活を送れる
そう勘違いしている自分がいた
(まあ、わかっちゃいたんだが知らないふり)

血圧が高く出ることが非常に多くなってきた
(アムロビジン飲んでるのに)
やっぱ減塩は必須かな


ということで

 カップラーメンは辞める
 買い溜めはしない(都度、その日歩いて買いだししたものしか食べれらない)
 間食は週一(ガス抜き)
 ケンタッキーは月一(ガス抜き)
 (ケンタッキーは辞めないのかよ (;^ω^))

心房細動は根治できそうだ
あとは私生活を充実させて
なんとか健康体を維持できる生き方をする


破ったら罰則を与えましょう

罰則をコメントで募集します ( ̄▽ ̄)


初カテアブと焼灼の詳細

2022-01-30 07:31:00 | 脈○神○評○

データと履歴はとても重要です。
自覚症状などの感覚的な情報と合わせてデータと履歴を残す。
この地道な積み重ねが、いずれ脱不整脈の一助につながるでしょう。
心房細動は消滅したので今回から改名します。
期外収  縮男(きがいしゅう しゅくお)で~~~~す。


※以下の理由によりカテアブ後3カ月は経過観察期間です
 再発したと判定されるのは3か月以内に発生した場合で
 3か月以降に心房細動が発生した場合は再発とはみなされません


 3か月の理由
 心臓内の電気回路の再構築によって電気の流れの安定に要する時間がそのくらい

 焼灼が不十分だった細胞の修復により異常な刺激伝導が復活した場合再発とみなせるが
 3か月以上の場合は新たな伝導路が生じたなど、手術とは切り離して考えられるため



動男の
いや、縮男の心臓カテーテルアブレーションの詳細ですが
その前に、まずこれまでを振り返ります



【不整脈の種類】

 上室性期外収縮(単発・連発)
 心室性期外収縮(単元性の単発)
 発作性上室性頻拍
 発作性心房細動

 ※記録した心電図の数は4ケタ


 
【発生時の状況や自覚症状から発生源を推測】
 
 肺静脈(食後に出るため)
 心房(単発の期外収縮の発生源と思われる)
 心室からのリエントリー(上室性の2段3段脈などの要因?)



【カテーテルアブレーションが有効と判断した理由】 

 食後に出やすい(食道への刺激が肺静脈を活性)
 前かがみで力むと出やすい(食道への刺激が肺静脈を活性)

 ただし、
 心室からのリエントリーはカテアブでは断てなくね?
          ↓
 肺静脈を隔離すれば単発の期外収縮も含め大半が消せるハズ
 心房が興奮する数が減ると心室も大人しくなることを期待

 とにかく肺静脈を隔離して不正な脈の数を減らそう




【心房細 動男のカテーテルアブレーションの実際】

 心房細動が出まくったので予定通り肺静脈を隔離
 心房粗動が発現したのでリエントリー回路の焼灼
 (心房細動のカテアブ中に発生した心房粗動はアブレーション推奨)

 心室性期外収縮も多めに発生したが今回は処置を見送った
 (単元性・単発は積極的な治療対象ではない)

 単発の上室性期外収縮については処置なし
 (100bpm未満は通常病気とはみなされない)

 見送った処置については
 治療計画や手術時間、リスク対効果などを考慮した結果



【カテーテルアブレーション後の予後】

心臓はその成長過程において各筋肉が絡み合って非常に複雑な構造になっているそうです
そこに個人差が加わることにより多彩な不整脈を生むのだとか
それが治療をより一層困難にしている
これが一人一人苦しみ方が異なると言っても過言ではない不整脈の正体

肺静脈の焼灼隔離にしろ、リエントリー回路の焼灼にしろ
長年続けてきた生の営み=電気の流れ
これを一部遮断したりすることにより流れが変わってしまい
新しい電気の流れが安定するまでに時間を要する
それが3か月の経過観察期間の理由なんだそうです

つまり、この刺激電動系が安定するまでの間は
非常に不整脈が出やすいと言われています
(当然個人差があります)

ということで、3か月後の4月末までは
今までと同じように不整脈の履歴をとっていきたいと思います


以下、手術日からの経過を記録しています

 2022/1/24(手術当日)
 単発の上室性期外収縮、心室性期外収縮は見られるが心拍数・リズムとも安定

 2022/1/25
 単発の上室性期外収縮が多い
 心室性期外収縮は前日と同等
 心拍数・リズムとも安定しているが心筋の活性が高い印象
 (発熱の影響があるかもしれない)

 2022/1/26(メインテート服用再開)
 単発の上室性期外収縮、心室性期外収縮は見られるが心拍数・リズムとも安定
 心筋の活性は感じない

 2022/1/27
 単発の上室性期外収縮は見られるが心拍数・リズムとも安定
 帰宅し通常の生活に戻ったが、寒暖の差などの影響も全く感じない
 就寝中の心拍数増加などもなく、経過は極めて良好

 2022/1/28
 単発の上室性期外収縮が爆増え、心筋の活性化を強く感じるが心拍数・リズムとも安定

 2022/1/29
 単発の上室性期外収縮は前日と同様、心筋の活性化を強く感じるが心拍数・リズムとも安定



 この期外収縮は

  労作で増えることはない
  食事で増えることはない
  心電図を取ると主波形の約7割の大きさの小さな期外収縮である
  ほとんどが主波形のT波が終わる頃に発生
  R-Rは横一線、そこの期外収縮が混ざるので洞調律は維持されている
  2段3段脈も出ているが不快感はそれなり、苦しさは小さい
  労作により感じなくなるレベルで風呂掃除程度であれば影響はない

 以上により心室からのリエントリーではないかと推定
 


今後もカテアブ後として記録を続けていきます


運命のカテアブ【後編】処置後の結果は?

2022-01-29 08:15:03 | 脈○神○評○

一連の流れより早く結果を~~。
まあ落ち着いてくだされ。
予定通り退院しブログをツラツラ書き連ねている時点で言わずもがな。
まもなく改名?。
元心房細  動男で~~~す。



2022年1月24日 12:10頃から絶対安静を開始しました。
ベッドの背もたれの角度は平のままで当然上げちゃダメ
身体を前に曲げるのは傷口に負担がかかるんだそうです

絶対安静解除後は15°くらいまでは背もたれを起こしてOK
24時間ぶりの夕食時は60°くらいまで起こしていただきました
夕食後から翌朝までは25°くらいまでは起こせたんですが
起こすと身体は楽なんですが傷口が痛む
後で聞いたら傷口は一針だけ縫ってあったそうで
なるほど、少し動くとひきつるような痛みがあったのはそのせいか
それにしても腰というか背中が痛い
後で知ったんですが、腰や背中が痛かったのは
ずっと動けなかったからではなく微熱があったせいでした

血管内を異物が這いまわり、心臓に穴をあけ、組織にダメージを与える
人体の免疫系が反応しないわけもなく発熱することが多いそうです

それに気づけば早めに鎮痛解熱剤の服用で全く苦しまずに済んだんですが
体温はほとんど36℃台でたまに37℃に届くくらいを行ったり来たりなので
まさか発熱しているとは思わなかったんですよ

動けるようになってから立ち上がるとだるさを感じたので
そこでようやく熱ある?と疑った次第でありまして
術後の先生の回診時も37.1℃が1回あっただけで
結局夜間の体温の推移を見て発熱していると判断して解熱剤を服用したのは
すでに行動制限が緩和された後
薬を飲んだら嘘のように痛みが引いて・・・・
俺の16時間の我慢は何だったんだ (;゚Д゚)
夜間も眠れてはいましたが背中と腰の痛みで睡眠は途切れ途切れ

今回のカテアブ道で、これが一番きつかったかもしれません

2022年1月25日
7:30-8:00までの安静後採血ののち、朝食を摂って
食後に尿カテを外して(これの痛みも聞いていたほどではなかった)
鼠径部の止血にも問題なかったので
ガッチリ固定されたテープ類もすべて除去後に行動制限はさらに緩和されました
初回のオシッコはビビりましたが少ししみる程度でちゃんと出て
その後ウンチも出てまずは一安心

ここで問題がひとつ
動男の剃毛が甘かったため、超強力テープを貼ってる個所に毛残りが (;´Д`)
テープをはがす際にノリ残りするくらいの強力テープなので
毛まで根こそぎむしり取られます

 このテープを剝がすのはかなり痛かったですし
 縫った糸を引き抜くのも相当痛かったんですが

 そんな痛みは屁でもない

  一瞬の痛みや苦しみ
  あのいつ果てるやもわからぬ苦しみや恐怖に比べたら
  一時の痛みや苦しみなんて
  そんな気持ち
  不整脈持ちであればわかっていただけますよね
  

ご自身で剃毛する際は

 膝上
 左右両足
 表裏
 できればお腹のへそ辺りまで

ツルリンコンにすることをお勧めいたします
(剃毛については看護師の指示に従ってくださいね)


昼食前に

 胸部レントゲン
 12誘導心電図
 心臓のエコー

をとって手術の身体へのダメージがないか確認
この結果と翌朝までのバイタルサインを見て
問題なければめでたく予定通り退院となるのでしょう

あとは退院までの治療計画書に沿って定められた行動に従います
(無理せず大人しくしてましたよ モチロン)


さて、お待ちかねのカテアブ後の心臓ですが

 心房細動
 頻脈

いずれもゼロ

発熱によって心拍数は85 -95
拍動も強く打ってましたし
上室性・心室性の期外収縮も結構出てましたが
こんなのはねぇ~
頻拍・細動系や、苦しい2段3段が起きないのであれば御の字

 心臓の心配をしなくて済む人生って平和だなぁ~

カテアブまでの一連の自身の心臓の暴れ方の推移を見て
ヤツが消滅することは確信していましたが

 医学の進歩
 先生の的確な処置
 看護師の皆さんの献身的な看護

によってようやくここまでくることができました
まだ予断を許しませんが
全てがうまく回ってここまで来れたことに感謝ですね


運命のカテアブ【前編】腐れ縁は断ち切れるのか?

2022-01-28 08:29:00 | 脈○神▵評○

2022年1月24日 午前6時。
決戦当日の朝である。
二十数年来の腐れ縁と決別できるのか?。
いよいよ運命のカテアブが行われる。
いまだに心房細動男で~~~す。


午前6時、予定意通りTDさんが点滴の輸液を開始する
主目的は水分摂取ができないことと造影剤の対外排出への対策である
当然朝食は抜き、水分補給(水のみ)も7時前までである
途中先生が見えられ、こちらの体調の確認と
昨日の説明通り術式はバルーンで行うことを最終確認していかれた

8時に尿カテを開始したが大変さは聞いていたほどではなかった
そちらの実況中継は前記事をご覧いただきたい。
問題なのは尿カテ後である
常に排尿感に付きまとわれるのは想定内だったが
偽緊急排便シグナルが続いてお腹が痛いのは

 聞いてないよ~

一度便座エースに座って息張ってみたが出る気配すらない
やはり尿道が直腸に触れていて偽の排便感が起きているのだろう
そうはわかっていても
わかります?

やべぇ~ 漏れる!!とトイレに急行を余儀なくされる
あの下痢っぴーのときの下腹部の緊急警報
あれが鳴りっぱなしですぞ
「コレ、耐えられるんか? オレ」

キチンとオシッコも排泄されることを確認したのち
車いすで処置室に連れていっていただいた
人生お初の車いす
視界は新鮮だ
後は死ぬまで乗らないようにしよう
新鮮さや楽さより重量級の動男を押す看護師さんが心配だ
TDさん、ご苦労をおかけ申した

処置室に入室するとすでにスタッフの方がスタンバっていた
先生はお二方
看護師さんも2名
高度なマシンを操る技術系の方も複数名いらっしゃったが
正確な人数を数えている余裕はなかった
当日介助してくれる看護師さんとは
すでにバカを言い合える中になっていたので
開口一番!
「偽排便警報は大丈夫か?」
と聞いていたようだ
全くもって小者である(;^ω^)

だが、案ずるより産むが易し
なんだかんだと準備でいろいろされているうちに
亀や偽排便警報の不快感はあっさり消え失せた
人間の集中力とは実にすばらしい

処置室の看護師さんはKBちゃんとMRちゃんである
2人とも、まあいわゆるほっこりさせる癒し系で
もちろん御二方とも大変な美人である
(マスクを外したところを見たことはないけどね)
背格好も似ているので単身で来られると2人を見分ける自信がない
その2人に見つめられて処置台に向かう
「緊張してない?」
そう聞いてきたのが KBちゃんだったか?MRちゃんだったか?
「美人2人と目の前で向き合えて最高に幸せっすよ」
「別のところが緊・・・・」 (-_-)/~~~ピシー!ピシー!
軽口で返すとKBちゃんが
「そうだよ~ こんな美人に見つめられて幸せでしょう もっと言ってぇ~」
とさらに和むリアクションが返ってくる

 2人ともマジ最高の看護師さんっす

まあ、おそらくではあるが世界のカテアブ史上
最もリラックスした患者と患者に力をくれた看護師さんの
ほっこりほのぼのシーンではなかろうか?

処置台に乗ったあとはまな板の上の鯉である
あっちからこっちから手が伸びてきて
身体を固定されたり鼻から食道の温度センサーを入れられたり
(これは飲み込む動作が必要)
酸素用のチューブ?を喉に突っ込まれたり
寝たあとも尻を持ち上げたり身体を傾けたり

ただし、いずれの対応も痛みは全くないし不安も皆無である
なにかある都度、例の美人が代わる代わる声かけをしてくれる
白衣の天使とはよく言ったもんである

睡眠導入剤?を点滴されているので
「だんだん寝ちゃいますよ」
と言われた以降はあまり覚えていない
このまま目覚めないのかと思ったが
ふいに処置中に意識が回復してしまう (;゚Д゚)

先生やスタッフさんの会話と記憶を辿ると

 ○○してから30分です
 -54℃、53秒です(焼灼、いや凍灼か?の温度と時間管理)
  ※この温度と時間の読み上げは何度もあった
 何度か訪れる心臓のかなりの痛み(たぶん冷却アブレーション中)
 史上最高クラスの1発の期外収縮が間隔をあけて複数回
 あとは鼻詰まりの上に痰が喉に絡まって呼吸が厳しい

といったようなことを覚えている

特に鼻詰まり&痰がらみの呼吸問題は深刻で
心臓がズンズン痛いのは重要な処置中の証
そんなデリケートな状態で下手に咳払いはできないし
大げさに痰をズラすような真似もできない
静かに飲み込む動作をしたりなんだりで少し隙間をあけ
何とか意識があるうちの呼吸は確保できたが
隙間はごくわずかで風前の灯火
やべぇ~なと思ってるうちにまた意識が途絶えた

これらをあとでMRさんにはカミングアウトしたら
「え~ よくパニックにならなかったね」
と驚かれていた

 俺、設備の修理とか保守とかやってるから
 不安とか恐怖とか痛みとかの前に
 何が行われてるのか興味があってさ

というと「職人の性ね」
と笑っていた

MRさん曰く
意識が戻ったのは深く眠らせすぎると不整脈が出にくくなって
治療成績が悪くなる可能性があるので
薬の濃度を調整して睡眠の深さをコントロールしているためで
薬が薄い時に目覚めたのだろうとのこと

それを聞いて「すげ~高度なことしてるなぁ~」と感動

また、史上最大クラスのでっかい単発の期外収縮は
「たぶん除細動だよ」
だって

ほひ~~~
除細動されるのって致死性の心室細動とか、あるいはメチャやばい時っすよねぇ~
何事も経験できるのはうれしいのですが除細動はあと死ぬまで遠慮しときます
マジで胸が

 ドッカ~~~~~ン

っていう
よく頻脈発作の時に強めの期外収縮が出ると発作が止まる時があったが
あれは天然の除細動だったわけか



「終わりましたよ 頑張ったねぇ~」
天使(看護師さん)の爽やかな目覚めの言葉で意識が戻る
「うまく発作が出てしっかり隔離できたので成功ですよ」
先生が手短に説明してくれた
巨体をストレッチャーに移してもらい処置室の外へ
家族とサラッと挨拶を交わし病室に戻る

このあと4~6時間程度の絶対安静が待っているのだが
そこで終わりかと思ったら翌8:30頃まで
16時間の苦闘が続くのである


カテアブへの道【番外編】心カテ時の尿カテの極意

2022-01-27 08:32:37 | 脈▼神○評▼

経験者の皆様方がこぞって「実(げ)に恐ろしきは尿カテ」の大合唱。
心臓に何かを突っ込まれるとか。
心臓に穴をあけるとか。
それより亀の串刺しが気にかかる。
イザ亀の串刺しに臨んでみるとあまりにあっけない。
たった1回で何がわかるとお叱りを受けるかもしれませんが。
見切った!。
極意は
 抗わずあるがままを受け入れよ
 看護師さんとのコンビネーションだ
 人体の構造に反して吸え
それではいってみましょ~~う。
まだ心房細動男で~~~す。




己の亀の茶の道に何かを突っ込まれる
男子にとっては考えただけで身の毛もよだつ一大事ですが
心カテで必要とされる時間だとチューブに何かが詰まって
といったトラブルは考慮の必要性がほとんどないので
突っ込む串の太さは4mmよりは細い
(さすがに現物を見る気にはならなかったので見てませんでしたが)

ボクの筆おろしならぬ「亀に筆入れ」は
TDさんというベテランの看護師さんが行うことになった
ご挨拶がてら、早速TDさんに聞いてみる

「尿カテは練達のベテラン看護師の専任技なんでしょうか?」


TDさん曰く
「やはり尿カテが一番気がかりなのね」
「ウフフ・・・まあ、初めてならそうだよねぇ~」
「ベテラン看護師だけがやるなんてことはないわよ」
「病棟看護師はシフト勤だもの当たった人がやるに決まってるでしょ」


ボク
「えっ じゃ~ボクの担当看護師のMEさんも?」
 ※MEさんはモデルのような超美人看護師


TDさん
「もちろん、MEさんも含めて全員やるわよ」


ボク
「当然ながら上手い下手はありますよね?」


TDさん
「もちろんそれはあるだろうけど」
「患者さんによると思うわ」
「形とか長さとか穴の形状とかの個人差」
「大丈夫よ」
「なるべく楽に済ませるコツは」
「力を抜くこととあるがままに受け入れ吸うことね」


ボク
「吸う?」
「茶の道は出ていくだけの一方通行ですよ」
「吸うのかぁ~ こうかな?」
「ブツブツブツ・・・・・」


TDさん
「さあ、準備と覚悟はできた?」


ボク
「はい」
「よろしくお願いします」


TDさん
「じゃぁ~ まずはゼリーを入れるわね」
「ハイ 行くわよ~」


ブニュ~~~~(冷たい)


ボク
「ハウ~~~~」
「オッ オッ オ~~~~ッ」


TDさん
「じゃぁ~ 次は本命ね」
「入れるわよ」


ブスッ ズズズ ズズズ


ボク
「お~~~~ お~~~~~っ」
「こ・・・この感触か・・・・」
「おほ~~~~ ほひ~~~」


TDさん
「動男さん 上手だわ」
「その調子よ」
「ハイっ はいっ次 もっとイクわよ」


※注 官能小説ではありません


ボク
「お~~~~ お~~~~~っ」
「こっ こうか」
「おわ~~~~ なるほど」
「入ってくるのに合わせて吸うってのはコレか」


TDさん
「ここが最も難関」
「前立腺よ」
「ここが一番痛いから」


ボク
「ぬっ くっ あっ なるほどっ!」
「来たっ 来たぁ~~~」
「ああぁぁぁ~~~~~~~~~」

※注 重ね重ね官能小説ではありません


TDさん
「は~い」
「よく頑張ったわ 膀胱に到達よ」
「とってもお上手ね」


ゼイゼイ・・・・・


ボク
「えっ? これでおわりですか?」
「あっけない」
「痛みはほとんど感じなかったけど」
「このオシッコ出っ放しのような不快感・・・・」
「なるほど~ 皆が言うのはこれのことか (;^ω^)」


TDさん
「大丈夫、それはしばらくすると慣れるわ」
「それにしても、こんなにスムーズにイクのは珍しいわ」
 ※カタカナを使うんじゃないっ!
「上手上手・・・ここから先も頑張ってね」


30分後・・・・・


ボク
「あの~~~ お茶の道に管入ってると」
「ウンコ出そうになります?」


TDさん
「ないことはないけど」
「たぶん出ないわよ」
「心配なら一度座ってきてみたら」


ボク
「やっぱ出ないです」
「う~ このトイレ直行緊急事態シグナルを我慢し続けるのか?」
「こっちの方がぜんぜんキツイぞ・・・・・」
※続きはカテアブ【前編】で


ということで尿カテをすんなり行う極意は

【極意1】抗わずあるがままを受け入れよ
   自亀の茶の道は出すだけの一方通行である
   たぶん茶の道で何かを吸える人はこの世にはいまい
   では茶を出すときはどうしている?
   下っ腹に力を入れて、いわゆる力む動作をしているはずだ
   そう!緊張したり力が入るということは
   それ即ち茶の道の管の逆走に対する抵抗になる
   道路の逆走は大事故の元なので阻止せねばならぬが
   茶の道への管の逆走に対しては抗ってはならぬ
   抗わずあるがままを受け入れれば道は開けるのだ


しかし、管を挿入するのは看護師さんである
例えあるがままを受け入れたとしても極意1だけでは
痛みの少ないスムーズな挿入はおぼつかない


【極意2】看護師さんとのコンビネーションだ
   看護師さんに一方的にお任せもありではあるが
   やはり亀主の協力があった方が挿入はスムーズに行える
   亀主の亀サイズにもよるが平均的な男子で30cmは入るらしい
   この長さを一手で挿入しきれる看護師さんはおそらく居まい
   自分が挿入する身になって想像すればわかるが
   まあ一息5cm程度を何回かに分けて入れることになるだろう
   動男の亀はマキシマムサイズなので(ウソ)45cmだとしたら
   9回に分けて挿入することになる
   この9回の間にタイミングが合わない時があれば
   それ即ち詰まる=痛みにつながる
   痛みのない極めてスムーズな挿入のためには
   看護師さんとの絶妙なコンビネーションが必要なのである


【極意3】人体の構造に反して吸え
   茶の道は普通は一方通行である
   しかし、お尻の穴をすぼめると1秒程度は
   茶の道で何かを吸える方向に力が加わるのを感じるはずだ
   重要なのは茶の道で実際に何かが吸えるか吸えないかではなく
   茶の道に力が加わる方向である
   一息目の挿入でTDさんは2秒で5cmほど入れてきて
   挿入シロを稼ぐのに1秒程度かかることがわかった
   つまりTDさんの挿入に息を合わせて尻の穴をすぼめ珍入してくる管を吸うのだ
   挿入シロを稼ぐ時間は自分の筋肉の弛緩と呼吸を整えるのに使うことにより
   途切れることなくリズミカルに珍入をサポートできる
   2秒に1秒!簡単ではないか
   TDさんは正確なリズムを刻んでくれた
   まさに2人のコンビネーションは完璧だった
   以上、この3つの極意こそが無痛尿カテの真髄である


ただし、これは短時間用の細いチューブの尿カテしか経験していない
動男の経験に限った話であって、太いチューブを使う必要があるケースに
適応できるかどうかは動男にはわかりかねますぞ
(より太いのを入れる状況に陥りたくはない! 断固として)

また、誰とでもできる芸当か?と言われれば、たぶん無理でしょう
つまり、看護師さんの技能や性格や相性がとても重要だということ
誰と当たるかはもはや運に任せるしかない

 己がいつカテアブを決断したか?
 空いている手術日は?
 その日の看護師さんのシフトは?

もうこの時点から尿カテの命運は決まっているのだ
ちなみにTDさんと私は、この後、実に気分が良かった
動男の場合は偽ウンコ射出シグナルによって
その高揚感はすぐにかき消されてしまったが・・・・

以上が無痛尿カテの極意と
世界最強の無痛尿カテコンビ誕生の秘話である

 ※なお、力みと尻の穴すぼめ吸引術は紙一重である
  さらに人体の構造は個人差が大きい
  動男はこの件に対していかなる責任も負わないので
  参考に成される方はあくまで自己責任でやられたし

番外編おわり


カテアブへの道【その伍】入院~決戦前夜

2022-01-26 13:36:24 | 脈▼神▼評▼


2022年1月26日 午前10時。
予定通り退院いたしました。
予定通りというということは想定外はなかったということ。
その辺の詳細は今後ツラツラと書き連ねていきます。
今日のブログの記事時点ではまだ心房細動男で~~~~す。


 カテアブシリーズは
 病院によって、さらに個人の状態によって
 施される処置、その順序、時間などは変わります
 また、事細かく詳細をお知らせしますので
 予期不安のある方は知らぬが仏の方が幸せかも知れません
 ご自身の性格に合わせて読み進めるか慎重にご検討願います
 以上をご理解の上でお読みください



今日は戦友の清太郎さんが術前造影剤CT検査に臨んでいる
御年49歳の清太郎さんが更年期症状を経験済みであれば
造影剤注入時の熱感は
更年期症状で身体が熱くなる程度×5倍で通じるのですが(;^ω^)
この造影剤CT検査は本番へのいい予行練習となります
頑張ってほしいですね



2022年1月23日 午前10時頃
前日入院のために会津医療センターを訪れる
コロナ禍のためか?
例え夜間休日救急受付であっても
(外来は受け付けてなく救急車のみかもしれません)
むやみやたらに人が入場できないように入り口は施錠されているため
警備員さんに入院患者であることを伝え(当然氏名は名乗って)入り口を開けてもらう
受付で再度氏名を名乗り消毒と検温を実施後待合椅子に通される
しばし待ったのち病棟の看護師さんが迎えに来てくれ
胸部レントゲン検査と12誘導心電図を取ってから病室に案内される
(同日手術の方も一緒になりましたが、あちらは胸部レントゲンはなし)

入室後、主治医からCT検査の結果を踏まえて術式の説明を受け
その後、家族にも別に簡単な説明がなされたのちに家族は帰宅
(コロナ対策で病棟に患者以外は入れないため)

その他の注意事項や同意・署名が必要なことなどを
モデルさんの如きスレンダーな美人看護師さんから説明を受けたのちに
各種署名をもって前日入院の手続きは完了となります

あとは午後3時前に剃毛(動男は済なので確認のみ)を行い
その後30分の入浴時間で身体を清め
明朝6時まで定期的な検温と血圧測定を続けて決戦に臨む手筈
ということで本日の軍議は終了

この時点で聞かされたことは

 明朝6時に点滴開始
 8時に亀を串刺しにし亀からお茶が正常に出るか確認後
 9時までに車いすで処置室に入室
 2時間程度で処置は終了し
 病室への戻りはストレッチャーかベッド
 処置後4~6時間程度は絶対安静

また、必要なことがもれなく記載されている治療計画書を渡され
退院までの流れはいつでも確認できるので
説明を完璧に記憶しなくても問題はありませんでした


問題があったのはここから

人生初の病院食の昼食
む~~
薬の世話にならず長生きをするのは
こういう食事を続けなければならんのか

 こういう食事を続けたからと言って健康長寿を全うできるか?
 といえば、必ずしもそうはならないのが人生の妙

感心しつつ完食してしばらくすると
食道から刺激を受けた肺静脈経由の無秩序な電気信号が心房へ
(まあ、いつもの心房細動ですが)
この時は2時間程度で収まるも夕食後には本格始動
実に久しぶりに
じつ~~~~に久しぶりに

 ぐるじ~~~~
 神様ごめんなさい

わけもなく神に許しを請いたくなるほど
辛く苦しい心房細動にウンウン呻っていたのは0:00少し前
(心電図を見る分には苦しくないのと大して変わらんけどなぁ~)
午後の発作の時点では先生が薬飲んだらということで
(おそらく)ワソランを処方していただき
また発作が出るときは追加でワソラン(たぶん)あげて
と看護師さんは言われてたようですが

 飲まん・・・・
 意地でも飲まん

ここで薬を頼ったら俺の負けだ
(何に対する意地か?本人もよくわかりません(;^ω^))

意地でも寝てやる
ということで何とか眠りにつき(俺の勝ちだ)
2時過ぎには発作は停止した
と、イケメン看護師さんから教えていただきました

決戦直前の前哨戦から
火花バチバチ

ふ~~
最後の最後まで俺を追い込むかい
キミ(心房細動)は

洞調律に戻った心電図を見ながら
決戦の朝を迎えた


カテアブへの道【その四】明るい未来を妄想しませう

2022-01-21 21:30:53 | 脈▼神○評▼

以前も記事にしましたが、別れが惜しいのか?
18日から心房細動が出っ放し (;゚Д゚)。
(抗不整脈薬は19日から停止中)
今生の別れに際して往生際の悪さを発揮しまくるとは
やはり貴様は獅子身中の虫であったか。
消滅する運命を呪って主に嫌がらせとは・・・・。
見下げ果てた心臓(いや肺静脈か)よの~。

ふん、医療関係者様のご尽力と愛により滅するがよい。

入院前までのお話は今回でおしまい。
心房細動男で~~~す。



【剃毛の補足】
鼠径部からカテーテルを挿入するのでオケケが邪魔
感染症の予防などの目的で鼠径部周辺の毛を剃るわけですが
動男がお世話になる病院では

 自分でできれば自分でやってください

でした


この辺は病院によっては看護師がやるので

 自分ではやらないでください

という病院もあるようです


どっちが~~については色んな見方ができますね

 看護師さんの負担を減らすために自分でやった方がよくね?
 看護師さんの経験のために経験の浅い看護師さんにやっていただくもあり
 自分では味気ナシ(なんの?)看護師さんにやってもらった方がええ❤❤っ!

などなどね

ボクは初めてなの❤❤
なので自分でやることにします
まあ、チン毛を自分で剃ることなんて一生に一度でしょうから
(何度もあったら困るわ)
週一で頭を刈ってるのでバリカンでウィ~~~~ンとね
※ただし頭を先に刈らないと (;゚Д゚) ってなるので要注意ですな

その後T字カミソリでジョ~~~リ ジョ~~~~リ

看護師さんは鼠径部付近だけでいいと言ってましたが

 全部剃るぜ!

宣言してきました
最初はチンの軸線上は残してモヒカン刈りにしようと思ったんですが
「カテパン履くので芸術作品は見えませんよ」
とケラケラ笑う看護師さんに諭され

 モヒカン刈りは断念

え~~っ ウケ狙いでやろうと思ったのに
う~~~ん 残念っ!



初めてのカテアブ
誰しも初めての経験となれば不安になるのは致し方ないことです
動男ももちろん初体験なのでやさしくしてね❤❤
状態の割にあっけらかんなのは

 変態だから (;゚Д゚)

まあ、それはさておき
楽しんだ方がいいでしょ?
だって、深刻ぶろうが、心配しようが、アタフタしようが
どうせやることは同じだし
起きることも変わらんでしょ
(十分な説明を受けて何がどう行われるか予測の範囲内ですし)

むしろ
患者があっけらかんとして明るくて面白くて
ご自分が医師や看護師の立場だったらどうでしょう
リラックスできるし和やかな落ち着いて雰囲気の中(緊張感の中にもね)
事がサクサク進められると思いませんか?
例えプロであっても心持ちは大切です

それにカテアブ後は明るい未来しかないと思い描いているからですね
手術前の己の心臓の狼狽ぶりを見て確信しました
こやつは消滅するのだと

この趣味を楽しむには不整脈が超超超ちょ~~~~~~邪魔なんですよ

20年以上苦しみ
(まあ、よう我慢したわ こんなの)
今は毎日毎日心房細動で四六時中ウザイ
何をやっても胸の動悸を感じ
心臓の心配で制限ばっかりですわ
食うのも飲むのも遊ぶのも寝るのすらね

あの恐怖に怯えた夜
この苦しみが永遠に続くのかと絶望感に打ちひしがれた夜
(だいたいひどいのは夜に来る)
死ぬのが怖くてガタガタ震えた夜
心が侵され人として普通でなくなっていったあの頃
立ち直るのにどれだけ要したか

これからはその地獄から解放される可能性が高いわけですよ
いろんな検査をして、まあ成功の見込みが高い時しかやらないわけですし
(成功率が低くても患者の希望が強ければ別でしょうけど)

たま~にあったでしょ
心臓が動いているか全くわからない
くらいの平穏な時間

これからは常にそうなる
そう考えれば一時期の痛みや苦しみや不安や不便さなんて

 屁でもない

ということで
出陣は明日
決戦は明後日

更新が止まったら?

死んだと思ってください ( ̄▽ ̄)


カテアブへの道【その参】 CT検査と家族への説明と

2022-01-19 21:40:32 | 脈▼神○評▼

毎日心房細動が出まくるようになったら期外収縮が激減しました。
つまり、リエントリーではなく心房など房室結節より上側が発生源の証し。
結構うまくいきそうな予感。
期外収縮の2段3段脈が延々続くより心房細動の方が全然マシですが。
心房細動は合併症(血栓による梗塞)が怖すぎます。
半身まひしかり、言語障害しかり、運動機能障害しかり。
それだけは絶対避けたいよね、誰であっても。
心房細動男で~~~す。




現世で最後の撮影となるやも (;゚Д゚)
なんてな


各種事前検査でカテアブで行けるとなったら
いよいよ術式を決めるためのCT検査となります
クライオか?高周波か?(凍傷か熱傷かということ)
心房の大きさや肺静脈の位置や太さなどから
どこをどう焼くか?などをシミュレートするための
いわゆる前段取りというヤツですな

このCT検査
チューブに囲われてガンガンやられるMRIよりは

 1万倍マシ
 (昔MRIをやった際は過呼吸 & 頻脈出まくりました)

寝床は開放型ですし
ヒュンヒュンヒュイ~~~ンって回転音はしますが
閉所・大音量のパニック誘因要素てんこ盛りのMRIに比べたら
可愛いもんです
(最新のMRIは改善されてるらしいですが)

左手に血圧測定用のカフを巻かれ
右手に造影剤血管注入用に針を刺されます
半分万歳のような姿勢をさせられ
大きく息を吸って息を吐いてから10秒間の息止めの練習
(緊張状態の酸素要求量が増えている状態で10秒息を止めるってなかなか大変)
これを何度かやって、うまくできることを確認してからイザ本番
造影剤なしで2~3回息止めして撮影後
造影剤を注入

 うぉ~~ 熱っちぃ~~~

事前に説明されますが
造影剤が体内に入ると免疫反応?で身体が一気に熱くなって
お尻から熱が抜けていく感じがします
事前説明があっても驚く人が多いらしいですが
マジでカァ~~~~ッて熱くなります
時間にしてたかだか数秒ですので冷静に
造影剤注入後に検査はスグ終わります
ここまでで10分15分といったところでしょうか


家族への説明はCT検査前に行われました
以前ボクに説明された内容を家族にもするだけで
患者本人に対しては目新しいものは何もないですが
ボクの心臓の状態やカテアブの成功率の見込み
発生するリスクへの説明などがとても丁寧に行われます

CT検査後に看護師から
入院から手術に対する最終的な説明が行われて
カテパンなど院内コンビニでしか入手できないものの購入案内があり
以上をもってカテアブ前の通院は終了となります
(唾液でのPCR検査は所定の場所に提出するだけ)

手術は1日2人で所要時間は各々数時間程度
手術順は金曜日のカンファレンスで決まるとか
(それぞれの患者の状態などで順番が変わるとのことです)

最大の懸念であったチ○コに管は麻酔なし
(マジかぁ~)

感染症予防のためオマタからモモの付け根まで剃毛が必要
これは土曜日の夜に自分で
ツルッツルにしたろかな ( ̄▽ ̄)

残念ながらボクの携帯会社では病院でネットにはつなげないので
入院から退院までの実況中継は不可
入院編からは退院後にお送りいたしますが
カテアブへの道【その四】だけは書こう


カテアブへの道【その弐】 やるとなったらやること

2022-01-19 10:08:07 | 脈▼神○評▼

とんちゃんが生きてました。
良かったよ~。
(致死性不整脈で昇天したのかと心配しました)
まあ音沙汰なしの理由は喜べるものではありませんが・・・・。
生きててよかった。
心房細動男で~~~す。



いよいよ焼く決断をしたら
ファーストオピニオン(主治医)から紹介状を書いてもらい
カテアブをする病院でカテアブが適用できるか?
あるいは有効であるかの総合的な診断が
新たな主治医の元で行われます

ボクのように己の心臓が手に取るようにわかる

 己の心電図を腐るほど取って
 あり余るほどの辛い経験を積んだ

20年選手の大ベテランであっても

 血液・尿検査(甲状腺など他の病気起因でないかとか)
 レントゲン
 超音波
 ECG

などで異常を検査し
ECGで捕まらない場合は
 
 ホルターを取る

といった科学的なデータの裏付けのあるエビデンスをもとに
カテアブ実施の有無を検証・決定することになります

ここに至るまでで2~3回通院することになりますが
私がお世話になってる病院は高度にシステム化され
システマチックに運用されてますので
複数の検査と診察を行っても会計まで4時間くらいで済みます
(むか~~し行ってたところは予約があっても1日がかりが当たり前)
また、概ねここまでの検査は
精神的に脆いところがある方でも
(予期不安やパニック症の気のある方という意味)
発作を出さずに乗り越えられますのでご安心を
(ボクもいまだに予期不安の気は残ってる男です)

以上の科学的な検査などをもとにカテアブで行けるとなれば
次は術式などを検討するための造影剤ありのCT検査と
術前の最終的な各種血液検査と
(採血は7本とりましたが、そうそうないと看護師さんが言ってました)
PCR検査(コロナ持ちだったら大変ですから)で唾液を提出し
手術可の最終判定となります

次回は予期不安やパニック障害っ気のある方が気になるであろう
造影剤付きのCT検査についてお送りします


カテアブへの道【その壱】 やるか? やらないか?

2022-01-18 07:23:49 | 脈▼神○評▼

不整脈(心房細動)で苦しんでますが手術はイヤ。
不整脈(心房細動)を何とかしてほしいのですが手術は怖い。
以前、よくコメントくれたとんちゃんが言ってましたが、
音沙汰がなくなったとんちゃんが心配です。
心房細動男で~~~す。



心房細動、抗不整脈薬、カテーテルアブレーション。
今はYouTubeで医師が動画を上げていることも少なくありません。
医師によって考え方も経験も異なるので多角的に検証できます。
是非、情報を集めてみることをお勧めします。


カテーテルアブレーション(手術)に踏み切れない
(踏み切らない)理由は人それぞれですが
概ね

 怖い(リスクが)
 メンドクサイ(入院や仕事を休むなども含めて)
 お金がかかる(限度額申請をしてもそれなりにかかる)
 根治しない懸念
 再発に対する懸念
 その他(麻酔に対する副反応とか個々の事情)


動男もMRIや背中のおできの手術くらいで
過呼吸や頻拍(ほとんど心房細動)になるので
手術なんて絶対無理
そう思っていたんですが
そのブレーキをぶっちぎるアクセルとなったのが

 抗凝固薬の服用
 (バカっ高いのに何かを治す薬ではない) 
 睡眠を邪魔される
 食事を楽しめない(かなりの高率で発作が起きる)
 撮影を邪魔される
 温泉に入れたら大喜び(情けなさ過ぎる)
 肉体労働の制限(雪かき・洗車など)
 心房ペプチドの分泌による頻尿問題
 (公的な行事参加等でオシッコばっかり行くことになるのはアカン)

そして

 何をするにも心臓の影に怯える


最近は発作の数、時間は大幅に増加
薬は効いているのか効いてないのかわからない
という普通に考えれば悪しき状況にも関わらず
以前より日常生活での制限は減っている
これは

 不整脈の起き方が変化している(苦しさ・不快感の減)
      ↓
 不整脈(心房細動)に慣れる・許容する
      ↓
 発作時間が増えることで心房が肥大する
      ↓
 カテアブという根治療法の選択肢を断たれる
 (肥大の程度、年齢など様々な要素で左右されます)

という悪しき流れにつながるという悪寒がしました


それに身体的・精神的な足枷で
終の生き甲斐とした撮影の邪魔をされたくない

そう決心したら
手術に対する恐怖感も
カテアブに対する疑念も消え
イザ手術台に上がってもパニックなどを起こさず
冷静に迎えられる確信が生まれました

 俗にいうところの覚悟ですかな

多彩な自覚症状から(リエントリー回路もある気がする)
肺静脈隔離術だけで果たして乱れを軽減できるのか?
以前は拭えなかった疑念も今はありません

なぜなら
今を払拭できなければ
今より暗い未来しかないのがわかりきってるから

今を払拭できないのに
後の心配もクソもない

でしょ?

第2回に続きます(たぶん)