データと履歴はとても重要です。
自覚症状などの感覚的な情報と合わせてデータと履歴を残す。
この地道な積み重ねが、いずれ脱不整脈の一助につながるでしょう。
心房細動は消滅したので今回から改名します。
期外収 縮男(きがいしゅう しゅくお)で~~~~す。
※以下の理由によりカテアブ後3カ月は経過観察期間です
再発したと判定されるのは3か月以内に発生した場合で
3か月以降に心房細動が発生した場合は再発とはみなされません
3か月の理由
心臓内の電気回路の再構築によって電気の流れの安定に要する時間がそのくらい
焼灼が不十分だった細胞の修復により異常な刺激伝導が復活した場合再発とみなせるが
3か月以上の場合は新たな伝導路が生じたなど、手術とは切り離して考えられるため
動男の
いや、縮男の心臓カテーテルアブレーションの詳細ですが
その前に、まずこれまでを振り返ります
【不整脈の種類】
上室性期外収縮(単発・連発)
心室性期外収縮(単元性の単発)
発作性上室性頻拍
発作性心房細動
※記録した心電図の数は4ケタ
【発生時の状況や自覚症状から発生源を推測】
肺静脈(食後に出るため)
心房(単発の期外収縮の発生源と思われる)
心室からのリエントリー(上室性の2段3段脈などの要因?)
【カテーテルアブレーションが有効と判断した理由】
食後に出やすい(食道への刺激が肺静脈を活性)
前かがみで力むと出やすい(食道への刺激が肺静脈を活性)
ただし、
心室からのリエントリーはカテアブでは断てなくね?
↓
肺静脈を隔離すれば単発の期外収縮も含め大半が消せるハズ
心房が興奮する数が減ると心室も大人しくなることを期待
とにかく肺静脈を隔離して不正な脈の数を減らそう
【心房細 動男のカテーテルアブレーションの実際】
心房細動が出まくったので予定通り肺静脈を隔離
心房粗動が発現したのでリエントリー回路の焼灼
(心房細動のカテアブ中に発生した心房粗動はアブレーション推奨)
心室性期外収縮も多めに発生したが今回は処置を見送った
(単元性・単発は積極的な治療対象ではない)
単発の上室性期外収縮については処置なし
(100bpm未満は通常病気とはみなされない)
見送った処置については
治療計画や手術時間、リスク対効果などを考慮した結果
【カテーテルアブレーション後の予後】
心臓はその成長過程において各筋肉が絡み合って非常に複雑な構造になっているそうです
そこに個人差が加わることにより多彩な不整脈を生むのだとか
それが治療をより一層困難にしている
これが一人一人苦しみ方が異なると言っても過言ではない不整脈の正体
肺静脈の焼灼隔離にしろ、リエントリー回路の焼灼にしろ
長年続けてきた生の営み=電気の流れ
これを一部遮断したりすることにより流れが変わってしまい
新しい電気の流れが安定するまでに時間を要する
それが3か月の経過観察期間の理由なんだそうです
つまり、この刺激電動系が安定するまでの間は
非常に不整脈が出やすいと言われています
(当然個人差があります)
ということで、3か月後の4月末までは
今までと同じように不整脈の履歴をとっていきたいと思います
以下、手術日からの経過を記録しています
2022/1/24(手術当日)
単発の上室性期外収縮、心室性期外収縮は見られるが心拍数・リズムとも安定
2022/1/25
単発の上室性期外収縮が多い
心室性期外収縮は前日と同等
心拍数・リズムとも安定しているが心筋の活性が高い印象
(発熱の影響があるかもしれない)
2022/1/26(メインテート服用再開)
単発の上室性期外収縮、心室性期外収縮は見られるが心拍数・リズムとも安定
心筋の活性は感じない
2022/1/27
単発の上室性期外収縮は見られるが心拍数・リズムとも安定
帰宅し通常の生活に戻ったが、寒暖の差などの影響も全く感じない
就寝中の心拍数増加などもなく、経過は極めて良好
2022/1/28
単発の上室性期外収縮が爆増え、心筋の活性化を強く感じるが心拍数・リズムとも安定
2022/1/29
単発の上室性期外収縮は前日と同様、心筋の活性化を強く感じるが心拍数・リズムとも安定
この期外収縮は
労作で増えることはない
食事で増えることはない
心電図を取ると主波形の約7割の大きさの小さな期外収縮である
ほとんどが主波形のT波が終わる頃に発生
R-Rは横一線、そこの期外収縮が混ざるので洞調律は維持されている
2段3段脈も出ているが不快感はそれなり、苦しさは小さい
労作により感じなくなるレベルで風呂掃除程度であれば影響はない
以上により心室からのリエントリーではないかと推定
今後もカテアブ後として記録を続けていきます