在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

ブロッコリー ロマネスコ バラバラ事件(笑)

2017-02-27 11:42:54 | もろもろの食べ物
ロマネスコ バラバラ事件

イタリアのブロッコリーにロマネスコというブロッコリーがある。



ローマのブロッコリー、正確にはカリフラワーの一種だが、その昔初めて見たときには、変な形!と思ったものだ。

まるで幾何学模様というとオーバーだが、ころっと丸いカリフラワーと違って、先がツンツンしている。

さて、こちらでは、野菜をクタクタに茹でることはもうかなり知られていると思う。
昔に比べて、少しは良くなったが、歯ごたえが全くなくなるくらい、野菜という野菜がたいていクタクタになっている。

日本人の、歯ごたえを残して茹でましょうね〜、は通じない。

栄養分がぜーんぶ溶け出てしまいますよ、も通じないだろう。

それでも近年、シェフが多大なる市民権を得るようになり、イタリアにも星付きレストランが溢れるようになって、少しというか、かなりマシになってきた。

歯ごたえにはまだちょっと遠い気がするが、以前よりは「野菜の形が残っている」ようになった。(笑)

さて、15人程度の持ち寄りパーティー。
メンバーは数人を除いて、あとは全く初対面。
誰の「作品」かはわからなかったのだが、私以外はみんなイタリア人。

久々、バラバラになっているブロッコリーを見た。。。。。
15人分なのでかなりの量。大皿に一杯。

もちろん、全体の30%くらいは一応形がある。
しかし、残りは見事にツブツブ。
いったいどれくらいの時間、茹でたのやら。



拡大してこんな感じになるが、小さなツブツブがみんなバラバラ。。。。

スープではなく、付け合せの野菜。
(私はこのブロッコリーで結構スープを作る。この場合はバラバラ)

もういい加減慣れたが、水分の少ないスープ感覚で付け合せ野菜を食べる。
イタリアでシャキッとした付け合せ野菜が出てくるようになるのはいつのことだろう。

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