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在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Sassaia 2010 -Angiolino Maule

2012-08-18 09:26:38 | Veneto, Emilia Romagnaヴェネト、エミリア
”サッサイア2010“アンジョリーノ・マウレ -ヴェネト州

日本のビオの神様マウレのワイン。この前は赤をちょっぴり飲んだが、こちらは本領発揮の白。ただし、安い方。
イタリアではビオの神様というと誰だろう?とふっと考える。ヨスコではないかと思うのだが・・・
なんでもマウレのワインは日本で一番売れているとか。イタリアよりも、である。
自然派ワインは好きだが、そしてマウレのワインも好きであるが、踊らされてはいけない。ちゃんと見極め、自分の好きなワインを探そう。

若干曇った、濃いめの麦わら色。ビオで、もっと曇っているワインがあるが、それと比べると透明度のある方。しかし、透明な普通のワインを期待しているとここでボツ。持ってきたウェイターさんも慣れたもので、少し曇ってますよ~、と。クレームをあげる人もいるのかもしれない。
香りは、そこまで臭くはない。このあたりも、マウレのファンが多い理由かもしれない。個人的にはバリバリのビオ、アニマルだろうが、馬の汗だが、美味しければいけるのだが、ビオファンがみんなそうではない。ビオはいいけどあまり臭いのはちょっと・・・という人は結構多いのである。
するっとやさしく入り、酸味が強い。これくらいの酸味が食事には良い。しかし、昨今、酸味が多いワインに、添加しているものが多いのが悲しい・・・添加の酸味はなんだがとがって飲んでいて不自然なものまである。程よい強さ、程よい長さ。口当たりがとても心地よい。(85点)

Si dice che in Giappone Maule e’ il dio dei Vini Bio…
Certamente non trasparente ma non eccessivamente opaco. Paglierino intenso.
Minerali in primo piano, non ci sono forti sentori fastidiosi (ad alcune persone..), tutto sommato abbastanza neutro.
Fresco, molto gradevole l’acidita’, nonostante che sia genoroso l’impatto.. E’ vero Bio. (86/100)

Chianti Classico Riserva Ducale Riserva 2008 -Ruffino

2012-08-18 08:01:58 | Toscana トスカーナ
“キャンティ・クラシコ リゼルヴァ・ドゥカーレ リゼルヴァ2008”ルフィノ –トスカーナ州

なかなか惹かれないワインがある。悪くないのだが、よく出来ているのはわかっているのだが、(個人的に)感動がない・・・
という個人的イメージはあっちにおいて、ルフィノは昔からの大御所で、外れがない。信頼できる。生産量も多いし、世界中に(たぶん)あるだろう、超有名ワイン。選ぶに妥当、よく出来ていて美味しくないという人はいない。
しかし、どうしても、コレ!と思ったことがない。期待通りに収まってしまうからかもしれない・・・

やや濃いめの色合い。きれいなガーネットがかったルビー。
アメリカンチェリー、フルーツのコンフィ、プルーン、若干ドライのスミレ、甘いスパイスに心持ちふくよかさが出る
ボディがあり、タンニンが若干渋い感じがある。若干アルコールが残る感じもあるが持続性は良い。(86点)

Rubino tendente a granato e abbastanza intenso.
All'olfatto ciliegia, amarena anche in cofettura, prugna, viola leggermente appassita, spezie tendente al dolce.
Al palato di buona struttura, tannini lievemente astringenti e buona PAI(86/100)