
私は分科系なので、理科系はめちゃくちゃ苦手である。
だから、算数も。
でも、コロナは、算数(正確には数学)のなんかの方程式に当てはまるような気がした。
今日、新しい感染者が出ました、という記事があっても、それは、「今日」感染したわけではなく、おそらく、10日から2週間前に「すでに」感染していた。
感染日 + ここで症状が出てくる(5日) + 熱がどうも下がらないようだ(4日) + センターに電話するが繋がらない(2日) + やっと検査をしてもらえた(1日) + 待ちに待った結果が出た(2日)
つまり感染者として統計にカウントされ、(たぶん)新聞に載るころには、実際に感染した時から早くて10日、遅ければ20日くらい経っていることになる。
参考までに、6日から7日で発症する人が多い、とイタリアの専門家が語っていた。
ただし、もちろん、人によりバラバラである。
症状が出る(もちろん出ない場合もある)3日前には感染力があるというので、最初に感染した人が、感染した日から3日後に、濃厚感染者を感染させる。
その人の感染がわかるのは、さらに約3日後。
その人がまた別な人を感染させると、またらさに約3日後に、やっと統計に載る。
裾が広がっているので、どんどん、感染者が増える。
ネズミ講に近いような連鎖反応だと思う。
3月20日に連休があった。
連休が明けて、なんとなく、感染者が増えました〜という「イメージ」があったが、このころ感染がわかった人たちは、3月の初め頃にはすでに感染していた。
連休は、思うより人出があったということなので、その時の感染者の増加は、4月に入って判明し(だから政府が焦った)、緊急事態宣言が出て、日本全国、本当に外出が減ったのなら、その結果は、今週頃出るはずである。
ただし、潜伏期間が思うより長いので、本当の結果が出るのは来週にずれ込むと思う。
この辺り、コロナの「現状」が判りにくい原因の一つだと思う。
つまり、今日の私たちが取った行動の結果が出るのが、早くて10日、おそらく2週間先、だから、明日、希望の光を見るためには、今日の行動を考える必要があるということである。
用事がなければ、家にいよう。