先日の800番から8000番まで一気に番手を飛ばした研ぎを再検証してみました。
800番での鎬面は

この程度の傷。研磨力はかなりありますが、シャプトンの1000番より傷が浅い気が?
粒度の違いより、砥糞の出方が違うのがこの焼成ダイヤ砥石のメリットなのかも。
つねづね中砥での砥糞は無い方がシャープな平面になると思ってはいたのですが、
焼成ダイヤの(しかも鉋にとってはほぼ荒砥と言ってもいい)800番で切れ刃を研ぐと
こんなにもビシッと仕上がるとは。
そして仕上げですが、今回は天然で試すことに。
WAのパウダーをしっかりつけて、ダイヤ8000の時よりストロークの回数を少し多めに。

研磨力はダイヤ砥石に比べてだいぶおとなしいはずなので、研ぎ圧も強めにかけてみました。
それから、今回はわざと裏刃側に刃返りを残す研ぎ方ではなく、出来る限りゼロを目指す方向で。
そしてその裏。

やはり天然の上でパウダーを使うと大きな傷はダイヤ砥石以上に出ない。
そして切れ刃の2段研ぎはこの程度で。

昨日と同じ杉を削ります。

やっぱりよく切れる!成功!
どうやら仕上げ砥の質は硬めの石であればあまり影響は無いのかも?
刃を下げても、

材料がばらけるまで切れ続けます。
研ぎ時間は3分以内。
いったい今までの苦労はなんだったのかと・・・。
でもね、今までの苦労があったからこそこんな乱暴な研ぎでも最後に刃を合わせられたんだと・・・、思いたい(笑)。
調子が出てきたところで、6分5厘台に仕込んだ吉國も同じ研ぎで。
前橋のひでさんはご存知の、超難題の杉に挑みます。
この杉はよっぽどいい刃が付いていないと削ることすらできないイヤーなやつ。
まずは先程の深雪で攻めました。
削れはするんですが、夏目と冬目でわずか凹凸が残る。
そして3回目を引いたところで粉を吹き始める・・・。
ここで選手交代。吉國ガンバレ!

いいよー!10回ほどは引いてみましたが、

今までどの鉋でもいいとこ3回引ければ上等!だった杉が10回程度はいけるように!
吉國は今までの8分勾配の台もあるので、仕込み勾配の違いでどの程度削りに差があるのか、
実験する楽しみが増えました。
さて、どうしてこの研ぎが切れるのか?
そして今までやってきた平面研ぎがなぜ不調なのか?
思いつくのは、
・手のブレ
・今までの中砥でのキレ刃の研ぎ落とし不足
・裏の細かさ
くらいか?
だとしたら、これを改善すればいつもの研ぎも調子を取り戻すはず。
ただ、手のブレだけはどうしようもないんだが(笑)。
800番での鎬面は

この程度の傷。研磨力はかなりありますが、シャプトンの1000番より傷が浅い気が?
粒度の違いより、砥糞の出方が違うのがこの焼成ダイヤ砥石のメリットなのかも。
つねづね中砥での砥糞は無い方がシャープな平面になると思ってはいたのですが、
焼成ダイヤの(しかも鉋にとってはほぼ荒砥と言ってもいい)800番で切れ刃を研ぐと
こんなにもビシッと仕上がるとは。
そして仕上げですが、今回は天然で試すことに。
WAのパウダーをしっかりつけて、ダイヤ8000の時よりストロークの回数を少し多めに。

研磨力はダイヤ砥石に比べてだいぶおとなしいはずなので、研ぎ圧も強めにかけてみました。
それから、今回はわざと裏刃側に刃返りを残す研ぎ方ではなく、出来る限りゼロを目指す方向で。
そしてその裏。

やはり天然の上でパウダーを使うと大きな傷はダイヤ砥石以上に出ない。
そして切れ刃の2段研ぎはこの程度で。

昨日と同じ杉を削ります。

やっぱりよく切れる!成功!
どうやら仕上げ砥の質は硬めの石であればあまり影響は無いのかも?
刃を下げても、

材料がばらけるまで切れ続けます。
研ぎ時間は3分以内。
いったい今までの苦労はなんだったのかと・・・。
でもね、今までの苦労があったからこそこんな乱暴な研ぎでも最後に刃を合わせられたんだと・・・、思いたい(笑)。
調子が出てきたところで、6分5厘台に仕込んだ吉國も同じ研ぎで。
前橋のひでさんはご存知の、超難題の杉に挑みます。
この杉はよっぽどいい刃が付いていないと削ることすらできないイヤーなやつ。
まずは先程の深雪で攻めました。
削れはするんですが、夏目と冬目でわずか凹凸が残る。
そして3回目を引いたところで粉を吹き始める・・・。
ここで選手交代。吉國ガンバレ!

いいよー!10回ほどは引いてみましたが、

今までどの鉋でもいいとこ3回引ければ上等!だった杉が10回程度はいけるように!
吉國は今までの8分勾配の台もあるので、仕込み勾配の違いでどの程度削りに差があるのか、
実験する楽しみが増えました。
さて、どうしてこの研ぎが切れるのか?
そして今までやってきた平面研ぎがなぜ不調なのか?
思いつくのは、
・手のブレ
・今までの中砥でのキレ刃の研ぎ落とし不足
・裏の細かさ
くらいか?
だとしたら、これを改善すればいつもの研ぎも調子を取り戻すはず。
ただ、手のブレだけはどうしようもないんだが(笑)。
面白そうな検証実験されていますね。自分も荷造り前に仕事用鉋を研ぎましたが、平面が悪く辟易しました、随分といい加減に研いでいたようで、反省です。焼結600から、人造#1200、柔らか目色物、大突戸前浅黄。#600の傷は気になりませんでした。
薄削り鉋も、刃先や裏が潰れている時は焼結600をいれてます。
カエリが出る寸前で止めますが。
#8000の先研ぎ、裏は柔らか目で細かい天然砥石でサッとが仕事にはいいかもと最近の感じてます。
自分の場合、平面は効率良く刃先に当てる手段で、最後は先研ぎ。平面研ぎは、刃線は揃うが厚くなりがちで、あと一工夫とかなりの繊細さがいりそうです。自分には根気が足りません。
研ぎについては、色々な概念がありますから、としさんのブログを楽しみにしています。新しい秘技がありましたら、コソッと教えてください。
焼結の研ぎ目は一般の人造砥よりも優しいようですね。
9boxさん以上に根気のない自分は、つい刃返りが出るまで800番で研いじゃいました(笑)。
しかし、これで出た刃返りは案外うまく取れるようです。
それから、焼結600番、実はポチッとしちゃいまして今日届くはずです(笑)。
是でも刃返りを出すまで研いでみるつもり。
さすがに荒いか?
仕事削りの研ぎ方、参考にさせてもらいますね。
裏もどう研ぐか、難しいです。
鏡面なら切れるというわけでもないようですし。
これからもボチボチ更新していきますので、生暖かい目で見守ってやってください(笑)。