うりぼうのシネ煉獄

映画・ゲーム・テレビ・本の感想をまったり書きます。

悪魔のいけにえ

2014年01月20日 | 日記
視聴環境:DVD、字幕

 いわずとしれたスプラッターホラーの金字塔。トビー・フーバー監督の1974年の作品。

 おそらくちゃんと観るのははじめて。
 さすがに40年も前の作品だし、その後スプラッターホラーブームによってこのジャンルは進化し続けたので、その始祖とも言える本作は今観るとシンプルに見えます。

 この手の作品のセオリーはすべてこの作品が決定付けていると言っていいですが、ところどころコミカルだったりしてこのところのグロ系映画に比べればまだ観られる方だと思います。もちろん当時はこのような過激な内容(ただ主人公がなんの因果もなく頭のイカれた一家に惨殺される)は衝撃だったとは思いますが。


 ということで、
 余計なシーンがなくてシンプル。テンポもあるし色彩も実はけっこうキレイだったりでさすがは名作という感じでした。満足。


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ミミック

2014年01月20日 | 日記
視聴環境:ブルーレイ、字幕

 好き好き好っき~!!
 ということで、この手のモンスター映画の中でも好きな作品。久しぶりに見直しました。


 ゴキブリを媒介にした疫病のため、NYでは多くの子どもが死亡。対策のために遺伝子操作で作り出した昆虫をゴキブリの天敵として放つことでゴキブリは死滅し無事感染は収まった。
 数年後、NYの地下ではロングコートの殺人鬼の噂が流れている。
 しかし実はその昆虫(繁殖できないように作られていた)が突然変異で繁殖、人間大の大きさ、そして”人間の姿に擬態する”モンスターに進化を遂げていたのだった…


 監督は去年「パシフィック・リム」を公開したデル・トロの映画。クリチャー造形に関しては前々から定評があります。

 まず主演の昆虫学者役がミラ・ソルヴィーノというのが説得力薄くていいですね。ホラー映画と言えば美女が酷い目に遭うというのが定番ですしね(と言いつつも実はミラはハーバード大卒)。
 あとこの作品は97年の映画ですが、この当時はオープニング映像が凝っているのも特徴で、本作も「セブン」を手がけたカイル・クーパー作。虫の標本と子どもの写真を加工したカッコイイオープニングです。

 虫つながりで「スターシップトゥルーパーズ」も実は同年公開の作品なんですが、本作では大盤振る舞いせずに人間に擬態した虫の全身が姿を現すのが54分頃とけっこう遅め。そのへんもデル・トロが派手さ重視ではなくてじっくり物語を演出しているところです。ソダーバーグが脚本に入っているせいもあるかもしれませんが、ストーリーはサスペンス映画寄りで見ごたえあります。


 ということで、
 モンスター映画、中篇ながらもかなり見ごたえがあって楽しめる作品。もちろん虫嫌いな人は絶対観られない感じですが、けっこうオススメです。


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