うりぼうのシネ煉獄

映画・ゲーム・テレビ・本の感想をまったり書きます。

パニッシャー:ウォーゾーン

2014年01月09日 | 日記
視聴環境:DVD、字幕

 2008年のアメコミヒーローもの。

 少し前に記事にした「ジャッジ・ドレッド」同様好きな作品でいくつかの共通点があります。
 第1にどちらも以前ハリウッドスターを起用した超大作として公開されながらもパッとしなかった。第2にそのため今度は低予算、スターなし、過激描写大目で作られた。などなど

 パニッシャーはマーベルコミックのヒーローですが、特殊能力はなく、特別なコスチュームも特にない武装したオッサンです。
 しかし「悪党は死んで当然」というスタイルから積極的に殺害行為はしない他のヒーローとはあんまり仲良くないらしい(ウルヴァリンは似た考えなので多少近い関係らしい)。あと家族を悪党に殺されヒーローとなったといういきさつは一緒なのにスタイルは真逆なバットマンと共演したこともあるらしいです(バットマンは悪党を決して殺さないので、逮捕されたヴィランが脱走してゴッサムに戻ってしまい永遠に戦いが終わらない)。


 で、そんな鬼軍曹パニッシャー、今回はいつものように町のマフィアを殺しまくっていたらたまたま潜入していたFBIの捜査官をうっかり殺してしまい、凹んで引退しようとするもマフィアが潜入捜査官の妻子を狙いだしたのでやっぱマフィア皆殺しにするわ!(けどFBIにも終れる身)という話。

 敵の顔面をショットガンで至近距離からぶっとばすなどグロシーン満載で遠慮なしの殺戮マシーンぷりなので、そういうグロ演出が苦手な人にはちょっと厳しいかもしれません。「96時間」のさらに過激版といった感じですかね。


 容赦なく敵を倒していくので爽快感があってアクション映画として楽しいです。あと主人公のパニッシャー役のおじさんがカッコイイです。渋いね。


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裏ホラー

2014年01月09日 | 日記
視聴環境:DVD


 また観ちゃった(ゝω・)


 現在のJホラー業界でもっとも注目すべき人である白石晃士。なので名前だけは覚えて帰って、奥さんたち。
 この人の作風は基本、ドキュメンタリー風で始まり、しだいに独自の世界観のホラーになっていくというもの。反面フィクションであることを隠しておらず、このようなスタイルでも役名と俳優をエンドクレジットでちゃんと出したりもしています。そのへんのフィクションとドキュメンタリーの中間を行くのがこの監督の持ち味です。

 そんな白石晃士の2008年の作品。
 オムニバスでもともと某動画サイトで公開していたせいかいまでもバラバラに観られたりもします。
 
 幽体離脱実験の撮影や海辺で変な生き物に遭遇する話、超能力や怪奇スポットへの取材、ストーカーが撮影したビデオやお蔵入りになったアイドルビデオの撮影風景など、ひとつひとつバラエティに富んでいて飽きませんね~
 ちなみにストーカーのエピソードには元AV女優のみひろが、幽霊屋敷の取材のエピソードには「リング」の清水崇が本人役として出演しています。

 ということで、
 ブームが去った最近の邦画のホラー作品の中ではオススメの作品です。特にこの作品は動画サイトにアップされているので1つ2つ試しに見てみるのもいいかもしれませんね~。怖さでは幽体離脱実験、変さでは海辺の生き物がオススメ。


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