「キツネ」と「木こり」（イソップ）

　　一匹のキツネが鉄砲撃ちに追われている途中に木こりに出会った。
　「木こりさん　どこかへかくまってくれ！」と頼むと　木こりは自分の小屋に
かくまってやった。すると鉄砲打ちが駆け込んで来て「キツネが逃げてこなかったか」
と聞くと　木こりはキツネに聞こえるように「キツネなんか見なかった」と答えたが　
木こりの指先はキツネが隠れている小屋を指さしていた。
　鉄砲打ちは木こりの言葉だけ真に受けて　キツネが隠れている小屋を指さしている
合図を見落として帰って行った。

　キツネは小屋から出て　お礼も言わずに立ち去ろうとしたが　木こりは「命を助け
たのだからありがとうの一言ぐらいあってもいいんじゃないか！」と文句を言うと
「あんたが本当に助けるつもりがあったならお礼も言っただろうが‥」と　木こりが
キツネが隠れている小屋を指さしていた事を見ていたのだ。
　口先だけいい事を云いながら　行動は卑怯な態度をとった木こりをあざ笑いながら
去って行ったそうな・・素直に生きる事の大切さの戒めなのです。（イソップ物語より）

　　私もどちらかと云うと「口先おとこ」なのかも知れません。反省‥　あ～‥

　　　　　　　
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