小4男児が髪の毛を提供 上越市
そこには人の役に立ちたいというボランティア精神がありました。
女の子にも間違われるというロングヘアー。
上越市の小学4年生羽尾光博君・10歳です。
「温泉行くときに変な目で見られるし、学校でも少しからかわれたりして悔しい気持ちもありました」(羽尾光博くん)
それでも、光博君はかつら用の髪を提供するボランティア「ヘアドネーション」に向け髪を伸ばし続けてきました。
髪を切るのは、なんと3年ぶり!はさみが入ります!
ダメージが少なく太さもある子供の髪はかつらを作るのに向いているそうです。
かつらとして頭をすっぽりと覆える基準の長さがこの31センチです。
歯科医の父・博嗣さんは海外で歯の健康の大切さを伝える医療ボランティアを
続けています。
そんなお父さんの姿を見て光博君は、自分も何かできると思ったそうです。
「髪が伸びるたびに彼がつらいところをクリアする中でボランティアの精神が大きくより強くなって、できる人ができない人のためにやろうという気持ちを彼から強く感じることができた」(羽尾博嗣さん)
さっぱりとした光博くんは…
「僕の最初のボランティアで、これからこれを続けられるか分かりませんけど、いろいろなボランティアについて取り組みたい」(羽尾光博くん)
光博君の髪は大阪にあるNPO法人に送られ、18歳以下で医療用のかつらを必要とする人に無償で提供されるということです。