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「百鬼丸」ブログライター会見!その6

2009-06-11 20:11:43 | 百鬼丸
さっ、今日は作・演出の横内謙介さんのご挨拶です。

横内謙介さん

「札幌と福島に行ってきました。演劇鑑賞会という、演劇を熱心に観る人々が
待ち構えていて、5年前に初演した時にとても評判も良かったのもさることながら、
こういうところから、熱心にこれをやってくれないかと、その時から声を上げてくださって、
僕らとしても再演しようと思ったのですが、なかなか大掛かりなこともあり、平栗さんや
うちのメンバーも大勢必要で、条件が整わなかった。
ただ、やる以上は、オリジナルキャスト1回目でやったキャストで、ほぼその通りにいきたいな
と思った結果、5年の時間が掛かった。

昨日、福島で「やっとやって頂けるんですか」と、とっても歓待して下さいまして
期待をして下さっているんで、裏切っちゃいけないなぁと思いながら、
帰ってきたところなんですけれども、ま、あっという間に5年経っちゃった感覚も
ありながら、その5年の間に色んな事をやってきて、例えば茅野イサムについて言うとですね、
この前、多宝丸を演ったのが俳優としての最後の舞台なんだそうです。

そういう意味で、伝説の舞台なんですが、でもビデオを観てみるとそういう意味では
多少お祭り公演になっていて、今回岩本君が演りますが、その時の岩本君は
狐とかやってたんだもんね?(と、岩本さんに向き、岩本さん頷く)
岩本君は、『お前、あの時、出てたっけ?』みたいな感じなんですけども
今や扉座の存在感の中でいえば、あの『ドリル魂』チームですね、その中心メンバーに
なってるという大きな違いがありまして、そういう意味で再演ではありますけれど、
また違う、底上げされた厚みのある舞台になる・・・『(平栗)あつみ』も参加で
厚みのある舞台になる予定であると。(一同・大爆笑)

それとですね、ただ地方行って演劇鑑賞会って、お客さんはいるんで、実は宣伝要らないんですけど、
とは言うものの、年間色んな劇団が行ってて、その中でどれが1番面白かったとかあって、
僕らが行く時に会員が減ったとかいう事は、とっても困るんですよ。
で、僕なんかが昨日(福島に)行って、講演会をやって百鬼丸は面白いって言ったら・・・
会員さんが、年間観る中でね、観る率があるわけ。ナントカ劇団のナントカの芝居は
100%の会員が観に来たけど、百鬼丸については70%しか来なかったってなったら
会員なんだから、全部観る権利あるんですよ。それを放棄して来なかったとかいった事になったら
これは名折れな訳ですよ、僕らにしてはね。

で、宣伝に行くんだけど、どうもね・・このタイトルとね、浄瑠璃というのは評判悪いね!一般的に。
暗そう、怖そう、難しそう、眠くなりそうと。
これがそうか、何にも関係なくフッとこれ(企画書?チラシ?)を提出した時の反応か・・・と思い
それを是正せねばと思って。
今、一生懸命、内容を伝えなきゃいけないなと思っているところなんですが、
これはでも「岡森ブログ」とかを読んでいただけるとですね、浄瑠璃がいかに素晴らしいものか
という事を、細かくレポートされているので、

岡森さん「いや!書けないからアナタに任せるって・・・」(大爆笑)

(再び横内さん)
ま、やりますけども(笑)「(浄瑠璃は)ロックだ!」と書いてありますけども、
本当に面白いものですし、皆が知らないだけの事であってですね、
これ、初演の時にとにかく、どろろという僕、子供の時にアニメでやってましたけど、
あのマンガをそのまんま、児童劇の様にやってんだぞと思われたらヤダと。
大人の芝居になるはずのものだから。しかもかなり面白い大人の芝居になるはずだと思ったんで
その、どろろ色を消そうじゃないかというのがポイントだったんですね。
で、あたかも昔からの物語にあるかのように、手塚治虫創作マンガにも関わらず
日本太古からの神話のように語ってしまおう、という主旨で。

東京だけの公演だったんで、ちょっと風変わりな物にしようじゃないかと。僕らにしか出来ない物。
ま、浄瑠璃の人を呼んできて新しく作曲してもらうなんて事はあまり皆考えない事だし、
たまたま僕は、演出やなんかの繋がりで、そういう人達との繋がりがあったんでね。
雑談から始めて、やってみたいって(竹本)葵太夫が言ってくれたんで実現しているんですけど、
元々はそうやって作ったのね。
それが今となっては、浄瑠璃がつまんなそうとか、百鬼丸は怖そうとかなっちゃってるわけ。

・・・まだまだ続く


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