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「サツキマスの物語」ブログライター会見!その9

2009-11-18 23:57:19 | サツキマスの物語
突然響き渡った近藤正臣さんの声に、皆ざわめきます。

横内謙介さん
「今、(ザワザワ)聞こえている声ですが、今日、200人ぐらいお集まりいただいて、
皆さんに是非、取材していただいて、この公演を盛り上げるためご協力頂いているところです。」

近藤正臣さん
「はい。」

横内さん
「今、犬飼さんより、正しい郡上釣りの方法を説明していただいたところです。
近藤さんから、ここでメッセージを頂きたいと思います。
そのまま、声が(会場に)聞こえていますので。」

近藤さん
「あぁ、そうですか。はい。・・・・こんにちは!」

ライター&扉座の皆さん
「こんにちは~~!」

近藤さん
「この麗しい、いい天気の日に、そんなトコにわざわざ来て頂いて。
え~2、3人の方が、そこら辺にいるのだと思うのですが(笑)
う~ん。犬飼君が話した郡上釣りの話は、ほぼウソです。(大大大爆笑

 ICレコーダーの音が割れる程の今会見いちばんの笑い
 正に、犬飼淳治さんの説明直後。なんというタイミングの良さ

横内さんがお話になった方が良かったかもしれません。
彼は、アマゴを一匹釣り上げてしまったという実績がありますから。

釣りの話をする訳じゃなく、この『サツキマスの物語』の芝居の話なんですがね、
まぁ、内容や何を表そうとしているかは、観て頂ければわかると思うのですが、
そんなことよりね、芝居の前でも後でもいいですから、郡上へ行ってみて下さい!
どちらかというと、芝居の説明より、郡上八幡の広報マンとしての役割を担っている様な
気がするもんで、そんな話をしました。

あの・・・顔も見えない人と話すのは、とっても嫌なんだけど・・・

10年以上前に『アゲイン』を一緒にやらせていただいた年からの縁ですけれどもね。
もう俺も随分、年取っちゃってね。だから、見違えるように老けたおじさんになって
出てくる可能性がありますけれども、まぁ驚かないで。

・・・・誰かさぁ、あの、そちらから代わって何か俺にしゃべってくれる?」

 ははは さすがに近藤さんからすると、相手の反応が聞こえないまま
 話し続けるのは、話しにくいようです。

横内さん
「じゃあ、犬飼君に・・・」

 淳治さん、やや慌てる

近藤さん
「よぉ、丈ちゃん!(役名)なんかこう、ステキな質問をしてくれると有難いんだなぁ。」

犬飼淳治さん
「じゃぁ・・・正しい釣りの・・・(笑)
サツキマスの正しい釣りの仕方を、話していただけますか?」

近藤さん
「はい、簡単に言います。サツキマスは『つれない魚』です。(笑)
どうしても釣りたければ、郡上八幡には、その辺りで言われている、一つの格言があります。

『アマゴ3回、マス100回』という格言です。

アマゴは、いるかな?という所へ3回くらい、仕掛けを流してみて、アタリがなければ
もうそこは居ても食わない所です。だから場所を変えます。
マス100回というのは、100回ぐらい、そこへ仕掛けを流して、餌を流していると、
マスが退屈してアクビをした瞬間に、餌が口に入って釣れる事があるかもしれない
・・・と、そういう格言ですが、
つまりマス釣りは、非常に根気と時間がかかると。そういう話であります。」

 おぉ~。なんという、わかり易い、勉強になるお話

淳治さん
「あー、大変参考になりました」(笑)

近藤さん
「もう、ええやろ。」(笑)あははは

横内さん
「どうもありがとうございました。」

近藤さん
「はい、じゃーねー。」

横内さん
「じゃあ、また稽古で待ってますんで。」

近藤さん
「はい。よろしくお願いします。」

大きな拍手

こうして、本日のメインイベントの近藤正臣さんからの衛星放送による(笑)
メッセージを、無事いただきました


横内さん
「あの、実際、僕、近藤さんと釣りをしたんですけれども、手取り足取り教えてもらって。
それが百鬼丸の稽古を3日間休んで。予定表に『横内出張』とか書かれて、平栗さん(百鬼丸の母役)から、
『バカンスですか?バカンスですか~?』って言われて(笑)

でも、川も見てなくて(脚本が)出来るはずがないと思い、川を見に行こうと思って。
この、アマゴなんて、釣れるもんじゃないんですよ。
でも、着いた日と、その翌日、最後の半日で、3回流して。
釣れないと、退屈なのか。忙しいんですよ。あっという間に3~4時間経ってて。
釣れない魚釣りなんて、よっぽどぼんやりして、他の事考えたりするのかと思えば、
ぜんぜんそんな事なくて、こんなに時が過ぎるのが早いのか、と思いましたね。

つい、芝居でやろうとすると、すぐ魚が釣れたシーンを入れようと思うけど、
全くそんな気持がなくなっていく私が今、ここに。
魚釣りは、釣れないところが正しい状況かなー、と。」

なるほど、釣れないのが正しい状況・・・なるほど。なるほど。
さすが横内さん。

ということは、淳治さん扮する釣り師・丈二は、・・・釣れるのかしら?
本番は、淳治さんの、ながーい竿の扱い方と、釣れるのか?に注目ですなぁ。




「サツキマスの物語」ブログライター会見!その8

2009-11-18 14:34:49 | サツキマスの物語
衛星中継回線

先ほどから、チラリホラリと聞こえてくる「衛星中継」という言葉・・・
なにやら向こうの方で機材をごそごそ・・・

私、OL時代の感覚でテレビ会議システムのようなモノを想像して、つい大型モニターを
探してしまいましたが、そのような物は見当たらず

そのうち、回線が繋がったもよう。
笑っていいとも風(笑)の電話回線を音声ラインにのせた感じ?
・・・失礼しました。

アットホームな扉座らしい本日のメインイベント!!

こ、これは、電話の相手というのは・・・もしやこの会見にいらっしゃらない・・・
でも、特別ゲストである・・こ・・・こん・・・こんど・・・

ライター一同、機材を見つめても意味がないものの、皆、機材をじっと見つめて
耳をすませてしまうのが、「ハヤル気持」ってモンでしょう

と、電話の呼び出し音  ・・・「ツー・ツー・ツー・・・」(話中音)

場内大爆笑     


司会進行の田中さん「ちょっとあの、海外なので!」「時差が・・・」

もう一度、呼び出し音 「ツー・ツー・ツー・・・」 あははは・・・

気を取り直して、もう一度・・・ 「ツー・ツー・ツー・・・・」




・・・先に、質疑応答の時間になりました。

まず最初の質問者は、真面目そうな男性です。

 Q  「犬飼さんに質問です。(犬飼さん、弾かれた様に「ハイッ!」と返事)聞いていると、
魚釣りのしかけが難しい、ウンチクがありそうですが、そのウンチクと今回の劇とどっかで絡んでくるんですか?
それとも、ただ釣りをしているだけですか?
釣りをせっかくサツキマスでやるんですから、その仕掛けのところでウンチクがあって
それを内容にかかってくるのかどうか、その辺がまず気になるところで。
竿の扱いが難しいそうですが・・・何かありましたら・・・」

おーーーーーっと!晴天の霹靂いきなり窮地に立たされた犬飼淳治さんは



こんな表情で、固まっていました(笑)
隣の三千代さんの表情を見ると、場の雰囲気が伝わってきますね
おそらく、周囲の人々は、皆こんな反応だったと思います(笑)

果たして、犬飼淳治さんのお答えは

A.「はぁ~~・・・・(場内大爆笑)あぁ~~~えっと・・・
ただ今の質問受けまして、私、今、頭の中真っ白になりました。(爆笑)
こぉ~れは・・・ちょっと困り・・あぁ・・(爆笑)
ただ、ウンチクを聞いたウンチクなんですけども、餌というのが、特殊な物でありまして、
その、取り付けるのに手間がかかる。・・・・みたいな事は聞きました(爆笑)
えーと・・・これはですね、芝居を観て(皆もう大爆笑!)という方向に流れても
よろしいでしょうか?」

質問者の男性「はい。それじゃ、楽しみにしています。」

犬飼淳治さん「あっ  聞分けのいい・・(爆笑)いやもう、ビックリだなぁ。」

無事、乗り切りました あはは。笑いすぎて苦しい。


司会進行の田中さん「ちなみに、竿の長さはどれくらいあるの?」

淳治さん、見せましょうと、立ち上がり、郡上釣りの道具を・・ごそごそ。

キャスト一同も、気になるご様子。


淳治さん「本物の色々な道具を近藤さんが持って来てくださったものがあって・・・」
枠が立派な木で出来た、工芸品のような魚をすくう網が登場


制作の赤星さん「ちなみにコレは、いくらぐらいするでしょう?」

先ほどの質問者の男性「五万!」

赤星さん「あ、近いかもしれないです。写真撮影で岡森さんにもたせようと買いに行ったんですよ。
そしたら本当に、4万、5万でとても買えないって言って(笑)」

と、淳治さん、するするっと竿を伸ばします   コレが本当に、なーーーーーーーーっがい!!


すみません。長さが表されていない画像で。しかもブレテマス

淳治さん
「近藤さんの方が長い。これでも短い方なんです。ただこれを、先ほど申しましたように、
劇場であ~あ、とかいって、お客さんにバッツン!バッツン!バッツン!ていってしまうという、
それが、僕が今一番怖ろしいと思っていることです(笑)
どうやら話に聞くと、名人は釣り上げたらダイレクトにココ(腰につけたタモ)にボ~ン!と入れるそうです。
あ、まぁもう、僕もそれくらいできるようになってるんですけどぉ。はい。」(笑)


釣り名人の後姿(笑)

淳治さんの話を引き継いで、客演の三村晃弘さん(実際に経験されたらしい)が、詳しいお話をされ始めた時・・・

「なんだぁ~?」

突如、あのお方の声が会場に響きわたり・・・