浅間の麓から

張替本舗 金沢屋浅間店の張替日誌

『忠義・忠節』

2010年12月14日 18時57分14秒 | 日記

今日12月14日は、赤穂浪士(四十七士)討ち入りの日。劇場版や映画、更にはドラマ等で内容を知ってる方もいらっしゃるかと思いますが、こと「忠義」に付いて考えてみたことはありますでしょうか。今の教育現場からすれば、かなり縁遠い言葉かと思います。ましてや、文部省唱歌「桜井の決別」など、小中高生は勿論、若手の先生なども知らないのではないでしょうか。

日本の情操教育の根幹をなしていた唱歌も、戦後から今日に至るまでは完全にこき下ろされておりました。しかし、昨今では一部再評価もされており、願わくば復活をして欲しいものと考えております。

現代の利己・個人主義 ばかりの時代、かえって生きにくい社会を形成してしまっています。「己をむなしくして生き、他人を思いやり、信義・忠節を尽くす」。この思いこそが、人間関係を形成出来るのではないでしょうか。戦後、何でもかんでも軍国主義の弊害に結び付けて全否定したきた、日本の伝統的な考え方や思想を少しづつ復活させていかなければと考えています。

例えの是非もあるかと思いますが、70年代~80年代におけるマル走の人間関係や上下関係、更には規律といったものが、今の歪んだ社会構造には一番必要なのではとも思っています。先日、歌舞伎役者の事件がありましたが、まさに忠義だったのかも知れません。

今一度、生かされてる意味を熟考してみてはどうでしょう。思想と片付けるのではなく、プラクティカルに考えてみれば、結論は簡単だと思います。真に美しい日本を、大切にして欲しいと切願しています。

最後に、今の老輩忠義とあらば、微力ながら今出来うる業務で会社に恩返しをしたいとの一念なり。

「桜井の決別」--概要

 



 

 


「正月事始め」

2010年12月13日 18時51分26秒 | 今日は何の日

今年も残すところ、あと半月ちょっとですね。そして、今日12月13日は、正月事始め。
各地では新年に向け、大掃除や舞妓さんの挨拶まわりがありました。2010年、あっという間に幕が下りる感じがしております。皆様にとって、今年はどのような年だったでしょうか?先日、清水寺の貫主より、今年の一文字「暑」と筆にされました。毎年この季節に思うのですが、貫主による一文字は、まさに一年を総括する節目の文字であると。

以前は、年度の総括が歌であったりもした記憶があります。しかし、最近の歌を耳にしても、何時の時代背景なのかが老輩にはわからなくなってしまいました。今時の若い方々であれば、数十年経っても、その歌で年の背景が描写出来るんでしょう。きっと...

今、率直に感じることは、年・月・日の節目が本当になくなってきている事。昔の正月3ヶ日は、どこのお店も閉まっていて、街中が本当に静まり返っていた記憶があります。しかし、今では便利と引き換えに、24H7DAYSが当たり前の世の中。
 
人として、また時としての節目節目というのは、本当に大切なのではないかと思います。しかし今の時代、完全には無理なのでしょうが、どこか心の節目をつけられる、ちょっとした「間」が持てるようにしたいと、今はそう哀願しています。そして、一瞬でもリセットする事が、次へのステップになると。


言葉

2010年12月10日 19時12分23秒 | 社長

私たちの仕事はとても日本語に気を使う。いや、気を使わなければいけない商売なのだ。

言い回しを考えたり、文字が違っていないかと常に神経を使っていると思う。

今の会社に入社した頃、「食べれる」といったら注意された。

注意された時は何で?と思っていたのだが、本来の言葉使いとして「食べられる」が正解なのである。

昨今のテレビを見ていると、画面下にタレントが言っていることをそのままテロップとして流している。

あきらかに「食べれる」と言っているのをテロップでは「食べられる」に変えて流している。

しかしそれさえも最近では、そのまま「食べれる」と流している場合がある。

所謂「ら」抜き言葉というものだが、お客との打ち合わせの最中でもこの「ら」抜き言葉が耳につく。「来れる」や「見れる」などもこの「ら」抜き言葉に当てはまる。

接客時に過剰なまでの言葉遣いをするのも結構だが、美しい日本語、綺麗な日本語に日々努めていきたいと感じる今日この頃でした。

 

今週、いよいよ里にも雪が降りました。

例年に比べ初雪としては遅い部類に入るのでしょう。

本格的な冬シーズンを前に風邪などひかないよう、師走を全力疾走で駆けめぐられるように。


『ゲームがスパコンに変身!』

2010年12月09日 19時19分15秒 | パソコン
老輩には、あまりなじみの無いゲーム機PS3が、何とアメリカ空軍によってスーパーコンピューターに化けてしまったそうです。使用したPS3は合計1760台だそうで、スパコン完成に投資した金額といったら200万ドル(日本円で約1億6500万)で完成したというから驚きです。通常、同様のスパコン1基を完成させるには、日本円で約98億円ほど掛かるそうですから、莫大な費用削減と共に新たな可能性を実証した訳ですね。さすがにやる事が違いますよね。

因みに、このスパコンの名称ですが、。「Condor Cluster(コンドルクラスタ)」と呼ばれてるようです。また、PS3から組上げられたスパコンの性能ですが、何とデータ分析率は99.9%の確立で、秒間約500テラFLOPSの演算が可能だそうです。
ただ、このPS3は、本来ゲーム機器として輸出されておりますから、今回のスパコン完成に伴い、誰かしら軍事関連機器輸出としての違法性を訴える方も現れるかも知れないですね。もっとも完成事後で能書き言うほうが、恥ずかしいと思いますけど。

しかし、生産拠点である日本では、何故この様な快挙に至らないんでしょうかね。恐らく、今後はアメリカに習って追随していくとは思いますが、やはり「1+1=2」の教育では、「∞+∞=2」の教育には太刀打ち出来ないのでしょう。
ひょっとして、今回一番喜んでるのは、民主党の蓮舫さんなのかも知れないですね。因みに、このスパコンの性能は、現在30番目ぐらいの位置だそうで、近いうちに20番目あたりまでジャンプアップする予定だそうです。

なんだか、蓮舫さんの「2番じゃだめなんですか!」が、日本でも現実味を帯びそうな予感がしています。

【関連記事】
http://gamez.itmedia.co.jp/games/articles/1012/07/news066.html

スパコン世界の順位(英語版)
http://top500.org/lists/2010/06

『戦略の異なる国内自動車メーカー』

2010年12月08日 20時06分18秒 | ニュース

 皆様の車は、ハイブリット車ですか?それともEV(電気)車ですか?それとも従来のガソリンエンジン、若しくはディーゼルエンジン車ですか?何故、こんな事を冒頭から書き出したか。というのが今日のタイトルテーマなんです。

まず、近年の燃油価格高騰に付いては、今更申し上げる事はないので省かせていただきます。ただ、この燃油費高騰が、最近良く耳にする、「ハイブリッド」や「EV」といった低燃費車の出現に大きく関与したわけですね。実際は、環境をテーマにしたのもですが、事一般の消費者からすれば、「低燃費=経済的」という図式が成り立ち、一般的には家計に大きく貢献出来る、または燃料代支出が減った分他に廻す事が可能になる。というメリットがある訳ですね。現在、「ハイブリッド」に力を入れてるのがトヨタのとホンダ、共にかつてはF1で得た技術を取り入れているんですね。代表的な車種ですと、トヨタでは『プリウス』、未だに根強い人気です。またホンダは『インサイト』や、ちょっと小粋な『CR-Z』といった具合です。また、新たに『FIT』が燃費30km/Lと打ち出し、更なる低燃費を実現しているんですね。

また「EV」はといえば、三菱と日産ですか。先日、家電大手のヤマダ電機もEV車を販売するらしい、三菱車の『i-MiEV(アイ・ミーブ)』。日産では、ゴーン社長自らが販売戦略を打ち立ててる、『LEAF(リーフ)』ですね。両者共に完全なるEV車であり、家庭用のコンセントから充電出来たり、コンビニで充電が出来る様です。ただ、充電をフルにしても走行距離に関しては、両者共に160~200kmが現在の航続距離らしいですから、ちょっとした遠出には厳しいかも知れませんね。しかし、『LEAF』の加速感は意外といいみたいですよ。平地で軽く140km位はでるみたいですね。最も日本では、完全なるスピード違反ですが。『i-MiEV』のリポートがありましたので、参照してみてください。結構核心をついてるかと思います。http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20101126/1033738/?ST=life&P=1

それでは、最後にエンジン車ですね。現在エンジン車のみのメーカーといえば、もうご存知の「スバル」と「マツダ」の2社ですね。
「スバル」に関しては、「トヨタ」が株式取得して資本提携をし、筆頭株主となってるんですね。と同時に技術提携も行っており、スバル車の存続には、トヨタの意向が大きく反映をするそうです。ただ、トヨタの社長も根っからのレース好きもあり、来年あたりにはトヨタとスバルのコラボ車『FT86』が出るらしです。頭文字のFは富士重工、Tはトヨタであり、86はといえば知る人ぞしる、トヨタ往年の名車『AE86』にちなんだそうです。駆動はトヨタがFR、スバルは4WDで出るような噂がでています。個人的には大変気に入っていますので、ちょっと家内に相談をしてみたいと今から考えています。
(参考http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/special/20091005/1029458/


FT86もエンジン車である事より、スバルも低燃費や環境を視野に入れたエンジン製作に力を入れてるようです。先だって、スバルでも25年ぶりに新エンジンに変更となりました。現在はフォレスターに搭載しており、徐々に載せ替えを進めていくようです。トランスミッションも今後は、全車CVTに変更していき、低燃費とパワーアップの両立を軸にいくようです。因みに、我社の代表と小職はスバラーです。

それでは最後ですが、広島に本社を置く昔の東洋工業、現在の「マツダ」です。
マツダの代名詞といえば、「ロータリーエンジン」ですよね。あの何ともいえないエキゾースト音と最悪な燃費ですね。ただ、ルマン24などのレースカーも当時は格好よかったですね。個人的には、RX-7をいじって乗りますのが楽しかったですね。ではレシプロエンジンは。というと昔のマツダは、正直遅れをとっていた事は否めません。しかし、『ファミリア』(欧米では『MAZDA323』)の大ヒットで一躍表舞台に出てきたんですね。ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、マツダ特有の赤色『ファミリア』ですね。

ただ、マツダもこのヒットの後は、フォードとの提携等もあり、あまりパっとしていなっかた感じですね。
サービスや営業の方々は一様に素晴らしいんですが、肝心な車が....という具合ですか。
しかし、ここ最近のマツダは、ちょっと今までにない勢いを感じています。i-Stopエンジンや10月に発表をした新型エンジン『SKYACTIVE(スカイアクティブ)』が凄いんですね!レシプロエンジンでありながら、ハイブリッド『プリウス』をも凌ぐ超低燃費、何と30km/Lのエンジンなんですね。今後は、各車このエンジンを積んでいき、エンジン車の生き残りを掛けていくようです。
日本の技術が唯一出遅れた、エンジン車の革命をマツダに期待したいと思っております。
 http://autoc-one.jp/mazda/report-633662/

国内メーカー三つ巴で、何が良いのか判らないかと思いますが、まずは自分のお気に入りを探してみられたらいかがでしょうか!
車に関する本や、記事は嫌というほど出回っていますので大変かと思いますが、気軽に楽しみながら検索するのも楽しいかもしれませんよ。