浅間の麓から

張替本舗 金沢屋浅間店の張替日誌

『冬至 ゆず湯』

2010年12月22日 19時37分20秒 | 今日は何の日

今日、12月22日は冬至。日照時間が一番短いんですね。浅間高原では、朝のうち雨模様でしたが、午後から晴れてきました。ただ、今の時間、やけに風が強く寒さが体にしみています。こんな日は、ゆず湯にゆったりと浸かりたいものですね。

それでは、その「ゆず湯」について。まず、「ゆず湯」に入ると肌がスベスベになったり、冷え性/リュウマチにも効能があるとされています。体が温まって風邪をひかないともいわれているんですね。これらの効能は、ゆずに含まれている芳香成分(精油)の働きによるものなんです。ゆずの精油には、ピネン、シトラール、リモネンといわれる物質があって、これらが新陳代謝を活発にし、血管を拡張させて血行を促進させるんです。また、ゆずに含まれているビタミンCが肌にいいことは皆さんご存知かと思います。特にリモネンという物質が皮膚に膜をはり、肌の水分を逃がさないようにしてるんです。みかんの汁が目に入るとしみますよね。それもこのリモネンが要因なんですよ。

では、何故冬至にお風呂なのかという事ですが、それは、「とうじ」に関係してるんです。「冬至」の読みは「とうじ」ですよね、まさに「湯治」にかけているんです。湯に浸かって病を治す。また、「柚子(ゆず)」も「融通(ゆうずう)が効きます様に」との願いが込められているんです。
因みに、5月5日の「菖蒲湯(しょうぶゆ)」に入るのも、「わが子が勝負強くなります様に」という、ゆず湯と同じ「願掛け」なんですね。
この様に、二十四節気も色々と興味を持って調べますと、なかなか奥深いものがありますよ。

浅間高原も、あさってX'masイヴあたりから雪になりそうです。寒い日には、やっぱり暖っか料理に気持いいお風呂ってところでしょうか。