シーラチャ便り

2007年03月31日 | タイシラチャ

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         シーラチャ(SRIRACHA)便り (目次)    By Harry H.

アンクルサムの友人であるHARRYはルーマニアから戻って1年半後、新しい海外異文化の刺激を求めて、東南アジアのタイに2006年夏出発した。

各章にはそのタイトルをクリックするとその章に移ります。このページに戻るには左欄の「ハリーの海外渡航記」のシーラチャ便りをクリックしてください。

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シーラチャ便り (最終章)

2007年03月26日 | タイシラチャ

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SRIRACHA (Thailand) 便り (最終章) By Harry H.

3月から一年中で一番暑い暑季に入る。今は、日中は36度(摂氏)前後となるが、まだ乾季なので湿度はそれほど高くなく蒸し暑さは感じない。昨年9月の雨季に来て6ヶ月が経つが、今月末で日本に帰国することになった。4月13日から始まるタイのお正月・ソンクラン(水掛祭り)が見られないのは残念だ。

6ヶ月という短い期間、観光客としてではなく、居住者として生活することで、いろいろなことを体験し、その中から幾つかの話題をピックアップして、“シーラチャ便り”としてお届けしてきた。この便りは、現地からの LIVE レポートを建前にしてきたので、今回を最後とする。

日本は明治維新後、100年以上経っているのに対し、タイ人が工場で物を造ることをはじめてから、まだ50年ほどである。日本人が常識と思っていることでも、彼らにとって常識でないことが多々ある。従ってタイに進出してくる日系企業の日本人経営者は、会社(工場)運営で、相当の苦労があるようだ。HARRYも、日々タイ人と接していて驚くことは度々だ。でも、タイ文化やタイ人を正しく理解し、また日本のやり方を、彼らに理解して貰うには、もう少し辛抱と時間が必要だと感じた。

6ヶ月の間、シーラチャ以外に余り出かけることはなかったが、これからも日系企業また日本人が多くこのシーラチャに出向いてくることだろう。5-10年後のシーラチャはどうなっているのだろうか。日本の文化・習慣とタイのそれらとが、上手く融合してシーラチャが発展していくことを願って止まない。

最後にアクセス頂いた方々にお礼申し上げるとともに、“ルーマニア滞在記”に引き続き、この“シーラチャ便り”の掲載について、写真の構成など快く対応頂いた UNCLE SAM に心から感謝したい。

                      - 完 -

                 2007年3月25日 タイ王国・シーラチャにて

                        HARRY LANCER

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シーラチャ便り (第25章)

2007年03月21日 | タイシラチャ

SRIRACHA (Thailand) 便り (第25章) By Harry H.

JAPANESE FOOD  日本食 (21/Mar./2007)

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邦人社員およびその家族のベッドタウンとなっているシーラチャには、日本食レストランも増えてきており、正確にカウントしたことはないが、居酒屋も入れてざっと30軒前後はあろうか。日本人経営の店もあればタイ人経営のもある。100%外食派の HARRY には、美味しいタイ料理とともに嬉しい限りだ。

朝食はアパートで簡単に済ますが、昼と夜のどちらかは日本食レストランを利用する。どの店もメニューが豊富だ。味も日本と同じというまではいかないがまずまずである。寿司・とんかつ・ラーメン・カレー・そば・うどん・てんぷら・丼物・お好み焼き・・・何でもある。刺身でいうと、まぐろ・サーモン・海老・イカ・タコ・イクラ・鯛・はまち・ほっき貝などがある。焼き魚だと、さんま、さば、銀だら、サーモンといったところ。値段も多くは一品80~200バーツとREASONABLEだ。うな丼はどこ産の鰻が判らないが、どの店でも300~350バーツと高めの設定だ。シーラチャで一番高い日本食メニューは、おそらくロビンソンデパート内にあるレストラン・FUJI の松阪牛ステーキであろう。一人前2400バーツと飛びぬけている。居酒屋は夕方5時頃からのオープンで、日本の居酒屋とメニューは殆ど変わらない。邦人社員が会社の制服のまま、会社帰りに仲間と立ち寄る光景を良く見かける。

またロビンソンデパートの食料品売場に行けば、こんにゃく・しらたき・納豆・豆腐・キムチ・たくあん・梅干・おでん・そば・うどん・味噌といった日本食材が常時棚に並んでいる。またロビンソンの地下には YAMAZAKI (パン屋)が入店しており、パンやケーキの他に、どら焼き、大福、みたらし団子などの純日本甘味を売っている。日本食が手放せない日本人にとってはありがたいことだ。

写真のメニューの説明:左からタイ人女性がやっているレストランの“カツ丼”で80バーツ、2枚目と3枚目は最近オープンした日本食レストランの“広島牡蠣の朴葉味噌焼き”、タイで牡蠣を食べることに抵抗はあったが朴葉味噌に誘われて、4枚目と5枚目はロビンソンデパート3階にあるFUJIレストランの“寿司セット”、飲み物とフルーツがついて160バーツ。

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シーラチャ便り (第24章)

2007年03月18日 | タイシラチャ

SRIRACHA (Thailand) 便り (第24章) By Harry H.

タイの料理 (17/Mar./2007)

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5ヶ月ほどの滞在ではとてもタイ料理の全容を書くことなど出来ないが、日常タイ人が口にしているタイ料理について少し話そう。

一言で言うと、“スパイスの妙味” だ。日本ではあまりタイ料理に接する機会がなかったので、こちらに来て豊富なスパイスの味に圧倒されている。タイ式のチャーハンひとつとっても、いったいどんなスパイスを使っているのだろうと思うくらい、絶妙な味だ。野菜スープ、豆腐スープ、味噌スープ・・・どれをとってもはまってしまうくらい美味である。ルーマニアのトマトスープと甲乙つけ難い。長くタイに在留している日本人男性(奥様はタイ人)の知人が曰く、“タイ料理は日本料理より奥が深い!”と。

タイ人は外食が多いと言われる。家で作るより外で食べたほうが、安くて美味しいからであろう。シーラチャでもタイ式レストランの多さに驚く。食事処は、バイク移動式のもの( TAKE-OUT が主)から、OPEN AIR に近い簡易レストラン、エアコンが効いたCIVICレストラン、外国人或いは裕福なタイ人たちが利用する高級レストランと幅広い。

一般市民が多く利用するのは、OPEN AIRに近い簡易レストランである。昼食などは、白いご飯の上に2品くらいおかずを載せたものが中心で30バーツ(100円)前後。タイ式ラーメンは20~25バーツ。Harryも時たま朝方にアパート近くの屋台のラーメン屋で食べることがある。スープは優しい味でちぢれ麺で美味しい。

ちょっとオーバーな表現だが、こちらに来てから、“まずいタイ料理”に出会ったことが無い。100%外食派のHARRYにとって、タイは料理天国だ。

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シーラチャ便り (第23章)

2007年03月14日 | タイシラチャ

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SRIRACHA (Thailand) 便り (第23章) By Harry H.

物価と生活費  (14/Mar./2007)

タイの国家統計局が26,000世帯を調査した結果、2006年の一世帯あたりの月平均収入は、14,640バーツ(≒44,000円)とのこと。日本の一世帯平均収入は44万円だから、両国では1:9くらいの差がある。

消費生活での商品とサービスの物価を見てみよう。(1バーツ≒3円)

  1. 食料品  ミルク(830ML)34バーツ、みかん(中玉・1KG)20バーツ、ハイネケンビール(350ML)34バーツ、コカコーラ(6本入)67バーツ、バナナ(4本)22バーツ、コーヒー(1杯)40バーツ
  2. サービス  理髪店(男性・大人)60バーツ、タイ式マッサージ(2時間)300バーツ
  3. その他  ガソリン(レギュラー1L)24バーツ、長距離バス料金(シーラチャからバンコク・一等)90バーツ、駐車場(1回)10バーツ、CATV(月額)300バーツ、映画100バーツ

日本の物価と比べるとかなり安く、1000バーツ(≒3000円)は結構使い勝手がある。1ヶ月の生活費は、住居費も入れて、単身であれば10万円もあれば十分だ。タイには年金で生活する多くの日本人LONG STAYER がいるのが頷ける。