2013年彩々会透明水彩画展
ぱしふぃっくびーなすで104日間の船旅・世界一周クルーズを投稿頂いた芝原稔氏が八王子で所属している水彩画教室での展覧会が、6月4日~10日八王子中央図書館(写真右)・地下展示室にて開催された。展覧会は彩々会、水々会、そしてペルソナージュ絵画教室の合同水彩画展で、いずれも吉田勝美氏が主宰している。芝原さんと会うのは久しぶり、6月5日に家内と訪問した。芝原さんは先日英国旅行から帰られたところだったが、とても80歳過ぎとは思えないくらい大変お元気でだった。今年で4回目となるが、3教室あわせて33名60点を超える出品数で、来場者も多く見応えがある展覧会でだった。講師の吉田勝美先生は日展・水彩連盟・光風会などで活躍されている。写真左は第44回(平成24年度)日展第2科・洋画に入選された作品(マジシャンの休息・F100号)で、この展覧会には吉田先生は日展入選の「マジシャンの休息」とトップの写真右の「タロットカード・F100号」とあわせて、写真下段の「はら」(左)と「赤いバラ」(右)いずれもF8号を出展された。
芝原稔さんは3点出展、写真下段左より「想い」、「黄昏のチューリップ」、そして「スペイン壺とアナナナスの花」で、いずれもF20号、芝原さんは水彩画を始められて12年で、彩々会では会員の代表もされておられる。家内は2年前の彩々会展覧会で影響を受けて水彩画を始めることになり、芝原さんから指導書などを頂いた。
皆さんは日ごろの成果を発揮され素晴らしい作品を出展、いずれも感動を受ける作品ばかりであった。その中からいくつかを紹介させて頂きたい。堤政子さんは昨年の彩々会水彩画展に出展されていた「雨の午後」で紫陽花の表現に素晴らしさを感じて、家内がいろいろとお話を聞かせて頂いた。今回はお会い出来なかったが、「ノスタルジア」(写真右)ほか3点を出展されていた。堤さんは描き上げるスピードが速いらしい、直観を大事にされて透明水彩の美しさを求めておられるのだろう。左は森智和子さんの「プレゼント」、キャンドルの明かりに照らされたプレゼントの包み、何が入っているのかなーと想像、ワクワクするような作品だ。今回会場で森さんにお会いした家内が、森さんは完成途中の作品はイーゼルにかけて家事の最中でも見えるところにおいて、発想がひらめいたら筆を入れるとお聞きした。
上左から、アマリリス(赤松富貴子)、静かな午後(阿部育子)、気取らない優美(堀江征矢子)、仮面舞踏会への入口(赤坂寿々子)、おだやかな日(塚本悦子)、薔薇の詩(中村昌子)、F20号
展覧会会場で村上敬爾(けいじ)さんとも久しぶりにお会い出来た。写真中央が芝原さん、右が村上さん、お二人とも昔の仕事仲間である。村上さんは陶芸家で、陶芸歴は20年ほどだが、10年前から奥様と二人で陶芸教室を中野区で開いておられる。号は竹仙(ちくせん)、多くの陶芸展で入選され個展も開いておられる。今回の写真は村上さんが撮った写真を使わせて頂いた。彼が撮影した理由は彩々会透明水彩画展のスライドショーのDVDを作成して、最終日ホテルの大広間でプロジェクターで上演されたそうだ。5日に撮った全作品の写真をベースに15分のビデオを4日ほどで編集、そのスピードにはびっくりする。昔の仕事仲間ではお二人は極めてアカデミックな存在である。竹仙さんの教室・工房のアドレスは次の通り。
竹仙工房 http://www.roy.hi-ho.ne.jp/nana-chan/