SRIRACHA(Thailand) 便り （第８章） By Harry H.
国王誕生記念日 (7/Dec./2006)
１２月５日はプミポン国王の誕生記念日で祝日だ。即位６０年で御歳７９歳である。１９歳で即位したことになる。国民からの信頼は絶大だ。テレビでは一日中バンコクでの式典の様子を放映していた。宮殿の周りに集まった一般市民は、皆黄色のポロシャツを着ている。
タイでは曜日ごとに色が決まっていて、プミポン国王の生まれた曜日は月曜日で、月曜日の色が“黄色”なのだ。因みに、火曜日はピンク、水曜日は緑、木曜日はオレンジ、金曜日は青、土曜日は紫で日曜日が赤という次第だ。
Ｈａｒｒｙはこの日夕方６時頃、海岸沿いの HEALTH PARK に行ってみると、特設舞台に大きな国王の写真が中央に掲げてあった。子供から大人まで大勢の人が集まっており、各学校・団体の代表がアナウンスされて舞台に上がり、ＴＲＡＹに載せた贈答品を献上していた。もちろん、皆、黄色の装束で。本当に国民から慕われている国王だと良く理解できる。
今年の誕生を記念して１２月９日から１７日にかけて、ジャズ・フェスティバルがバンコク・チェンマイ・パタヤ・ペナンで開催される。アメリカからは、ケニー・Ｇ、マッコイ・タイナー、ナンシー・ウイルソンなどの BIG NAME が参加予定となっている。国王自身は若い頃、サキソフォンを演奏し、かつ作曲もしており、フェスティバルでは国王の曲が演奏されることだろう。
*後記* タイの映画館 （11/Dec./2006）
先日ロビンソンデパートの３階にあるシネマ・コンブレックスに映画を見に行った。タイに来てから初めてだ。入場料は１００バーツ（≒３００円）。“００７カジノロワイアル”を見るつもりだったが、どこでどう間違ったのかタイ映画だった。字幕スーパーに英語が出てくる。
上映前に、次回予告編やコマーシャル・フィルムが入り、さて上映かなと思いきや、入場者が全員起立するのである。Ｈａｒｒｙは何事が起きたのかと思い、一人座っているのも不自然なので、理由も分からず皆に合わせて起立した。
プミポン国王を称えるフィルムなのだ。タイのテレビ局ではよく国王の映像を流しているが、映画館でも同様なのだということを知った。
