ルパンの。長編の。テレビスペシャル第一弾の。
なんか見た記憶がないから見てみた。見てなかった。
前半、世界一のダイヤで母親をさがす少年で謎の女で自由の女神強奪で
秘密結社スリーメイソンの魔の手で、最初けっこうばらばらだったルパン一味が、
なんだかんだいってまとまるあたりまではよかった。
盛りだくさんで、娯楽していた。テンポいいし。ルパンの醍醐味みたいなのがあった。
が、後半、あまりにもご都合主 . . . 本文を読む
グインの。
♪ナインティナーイン、ナインティナイン、なんてたってナインティナーイン
と、没になったショップ99のイメージソングを歌ってもしょうがないのでとっととあらすじりますか。
でも、俺個人としては、今のふぬけた
♪ショッープキューッキュッキュッキュキュキュキュッ、
なんかより、断然
♪ナインティナーイン
派なんですが。
なんといっても途中で胡散臭いラップ調になるのがいい。実にどうでもいい。 . . . 本文を読む
長編の、ファンタジーの、グインの。
まず問題として、どうやらおれは97巻をとばしてしまったようだ。
二年くらい読んでいないからうっかりしていた。
でもまあ、どうせ展開遅いんだろうし、適当に読んでりゃすぐに理解できるだろう。
そんな甘い心算でたらたらと読み始めたのだが、
困ったことに本当にすぐに理解できてしまった。実に困ったものだ。
またも記憶を失ったグインが、自らの記憶を求め、ラゴン族の庇護を . . . 本文を読む
時ははるかな未来、遠い宇宙。
銀河帝国に反旗をひるがえす正義の一味がいた。
筋肉バカの美少年みたいな少女・コロナ。
口先だけで生まれた詐欺師スリム・ブラウン
美女みたいな青年シャラ
そして、いつもおちゃらけ超兵器人型ロボガルディーン。
そんな一行のどたばた道中の小話の数々でした。
なんというか、いかにも山本正之の音楽が似合いそうな、
気の抜けたいいかげんな文章とほのぼのな展開がなかなかいい。
偽 . . . 本文を読む
ミステリー。中編集。
全四編入っているうちの二編しか読んでないんだが、なんだかもういいや。
「お探しの本探します」古本屋を営む須藤のもう一つ顔が、古本探偵である。
しかし依頼の本をさがすうちに、奇妙な事件にまきこまれて……みたいなノリのシリーズ。
「古本屋探偵」という単語を聞いたときは
「はー、いいじゃないか。そういうのでいいんだよそういうので」と思い、
「俺に似合うのはこういうもんですよ」と . . . 本文を読む
ラノベ。長編ファンタジー。
今度、カルドセプトの新作が出るんですよ、新作。四年ぶりに。
興味ない人には死ぬほどどうでもいいでしょうが、
いやあ、カルドセプトと云えばモノポリー系のゲームの究極にして至高、
そう云いきっても良い名作で、おまけにネット対戦までできる作品ですから、
もうワクワクが止まらないわけですよ!
で、なんでそんなカルドの話を今しているのかというと、
そのカルドの新作、ストーリー . . . 本文を読む
ミステリー。短編集。
有栖川有栖をちんと読むのははじめてなんですが、
うーん、この人ってエラリー・クイーンのフォロワーじゃないですか。
そしてぼくはミステリの御大たちの中で、なぜかクイーンにたいしてはうろんな瞳を向けてしまうのですよね。
QEDとか云うキザっぽさがいやとか、そういうことはない(と思う)んですが、
なんつーか、こう、ロジックですよー、完璧ですよー、と云わんばかりのスタンスというか、 . . . 本文を読む
SFコメディ。短編集。
「西城秀樹のおかげです」
近未来、謎のウイルスにより人類の絶滅した地球に生き残ったのは、ただ一組の男女。
しかし二人にロマンスが発生することはなかった。
なぜなら、女は二メートル二百キロの三十路だが、心はお姉さまを待ちつづける可憐な女子中学生。
男は二十代の青年、しかし心は男に君臨するドラァグ・クイーンだったのです。
そんな二人は、だれもいなくなった新宿で、都合のいい妄想 . . . 本文を読む