ウメコの毎日

新潟市に住むウメコの平凡な日常、そして日々想うことを綴っています。

贄門島(にえもんじま) by内田康夫

2006-09-22 | 日々のできごと
父が買った贄門島という本を借りて読みました。上下巻あるのでけっこう長かった。どんな内容だったかというと、ある小さな島にまつわる伝説と北朝鮮の不審船にからむ殺人事件を浅見光彦が解決するといった感じ。かなーり大雑把ですケド(^^;)

私が内田作品を読み始めたのは15年前。父とともにハマってほとんどの作品を持っているし読んでるけど、ここ数年はあまり読んでませんでした。というのも、当初は旅情ミステリーって感じで楽しく読んでたんだけど、最近は社会問題や経済問題にからんだ事件なんかが多くなってイマイチおもしろくないと、私は思うのです。それと浅見光彦シリーズが当たってドラマ化されたりもして売れてるせいか、新作はほとんど浅見光彦モノばかり。ちょっと飽きます(^^;) 信濃のコロンボシリーズや岡部警視シリーズも読みたいんだけどなぁ~。

内田作品を知らない方のためにちょこっと説明。浅見光彦シリーズがこんなにウケたのはたぶん水戸黄門と通じるところがあるからだと思うのです。
浅見光彦は33歳独身、フリーのルポライターで実家から独立もできない「ていたらく(作品の中でこういわれている)」の男性。事件が大好きで何か起こるとすぐに首をつっこみ、逆に警察から容疑者扱いされピンチに陥る。しかし、身元調査をされると警察の態度が一変、VIP扱いとなる。というのも浅見光彦の兄は警察庁刑事局長(警察組織の中のすっごいエライ人)なのであった。その後浅見は見事に事件を解決し名探偵だと評判になる、という感じで毎回ストーリーが展開されるのです。水戸黄門風でしょ?!

で、今回の作品贄門島はやはり好きにはなれなかったなぁ。感動するところがないんだも~ん。旅情ミステリーだとだんだんネタがつきてきちゃうんですかねぇ・・・。社会ネタは次から次へと出てきますからね。近々「飲酒運転事故」にまつわる事件なんか書いちゃったりして(笑)。
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