苦楽の彼岸 山あるき 森あるき

こんにちは!umebocです。
主に近畿の山々をうめ子と2人で歩いています。

2012年2月4日(土)【魚谷山(京都北山)】 其の二 完

2012-02-13 | 京都周辺エリア
【魚谷山(京都北山) 其の一】




滝谷峠から好展望の稜線へと出る。
ウォッちずでP760mとなっているところだ。
ここから地図上で京都市の区界線(左京区/右京区)に向かい、それに沿って歩く。




10時45分 P760m付近

以前、魚谷山へ来たボクたちに、山頂で出会ったおじさんが教えてくれたルートだ。
高原地図の赤いルート線、それらだけを見ていたボクたちではここへ来る事はなかった。

期待していたほど積雪はなかったが、それでも十分満足できる。
好天にも恵まれ、遠くまで見渡せた。





昼休憩もここでとることを予定していたが、わりあいに風が強く、先へと進み落ち着いた場所を探す。










11時05分~11時48分 昼休憩

滝谷峠から1時間ほど。ようやくお昼ご飯だ。
いつもの鍋うどんにおむすび。温かい汁ものが体にしみる。



腹もふくれ、キビキビと片付けて出発だ。
ここから先、道はわかりやすく柳谷峠まではすぐだろう-----そう思っていた。



展望を楽しみつつ、樹林帯へと入る。












トレースのない真っ白な雪原を歩く。
柳谷峠は、魚谷山(三角点816.2m)の北東にあり、
区界線と滝谷峠から魚谷峠へと向かうルートの交わる所だ。






下った鞍部に、「柳谷・魚谷峠/芹生」と書かれたブリキ板が目についた。
-------ここが柳谷峠だったろうか?
この下った場所が柳谷峠のはずだったが、どうも違うようだ。

しばらく歩くも、想像していたルートとまったく一致しない。
今どのあたりにいるのかもよくわからない。
まさか間違うと思ってもいなかったので、かなり動揺してしまう。

地形図をいくら見ても、現在地がわからない。
しかたなくルート判断がボクに託され、谷筋を下る決断をする。





迷ったら稜線へ出た方が良い-----とは聞いたことがあるが、上る気力より下る誘惑が強い。


------なるほど、遭難ってこういう感じか。
内心ひやひやとしながら、急な斜面を無理をして下る。
足下から固まりとなって跳ねた雪が、コロコロと雪面を転がり落ちる。

もちろんトレースなど、どこにもない。あちらこちらへルート確認に歩く。
ボクたちの歩いた跡がトレースとして残るのは、はなはだ恥ずかしく、
それを辿った方には迷惑をかけたかもしれない。





地形図から判断し、だいたいの場所を把握。
とにかく今西錦司さんのレリーフのあった谷合いの道へと出るはずだと、
勘だけを頼りに突き進む。


沢沿いまで下りると雪も浅く、ワカンがガシガシ岩にあたる-----が、あまり気にせずに歩く。

しばらく歩いても、谷にいるかぎり見通しが悪い。
様子を見に、先行して進んでいると、前方に建築物が見えてきた。
---------助かったあ。



13時06分 北山荘

北山荘の裏手に到着する。
以前から名前は聞いていた北山荘だが、ここにあったとは知らなかった。
とりあえず、山荘があることで安心したボクたちは、
そのまま山荘前の沢沿いの道を進む。




13時12分 魚谷山への道標

上の写真ではわかりにくいので、2010年12月のこの付近写真↓

ここが分岐となり、今回のボクたちは右側からこの道標まで来た








13時13分 今西錦司氏レリーフ

前回来た時には、うめ子が見逃してしまったレリーフ。
まだ現物を見た事のないうめ子は、この時も右手の深い雪の中にレリーフがあるものと思っていた。

そうではなく、上の岩にレリーフが埋め込まれているのだと、説明する。




雪を落とし、露になる今西錦司氏









2010年12月のこの付近







道標のあたりからはトレースがあり、安心して歩く事が出来た。



13時34分 砂防ダム



砂防ダムからすぐに分岐。
直谷の方へは行かず、滝谷峠に向かって歩く。

滝谷峠を過ぎると、あとはもと来た道を歩いて帰る。






14時53分 樋ノ水峠分岐

朝は8時40分にここを通過している。




15時08分 大岩への分岐






15時21分 貴船駅分岐

二ノ瀬ユリを歩き、42番の杭(滝谷峠まで4.2km)の所まで来た。
ここはエスケープルートで、左手の急な斜面を下ると貴船口駅に至る。






確かに道標に「至 貴船口駅」とある







15時30分

道路へと出た。貴船口駅はすぐそこだ。

漸くここまで辿り着く事が出来た。
つまるところ、やや道迷いはあったものの、楽しい山歩きだった------ということか。
今回のことを教訓にし、もう少し読図を勉強しようと思った我が家であった。





貴船川で汚れを洗い清めて帰る。

7時21分 二ノ瀬駅
8時40分 樋ノ水峠
9時57分 滝谷峠
10時45分 P760m(稜線)
11時05分~11時48分 昼休憩
13時06分 北山荘
14時53分 樋ノ水峠分岐
15時30分 貴船口駅近く

それじゃあ、またねー。


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