苦楽の彼岸 山あるき 森あるき

こんにちは!umebocです。
主に近畿の山々をうめ子と2人で歩いています。

2012年1月8日(日)【四寸岩山(奈良吉野)】 其の二 完

2012-02-29 | 大和・吉野・赤目エリア
2012年1月8日(日)【四寸岩山(奈良吉野) 其の一】




----------道路と登山道を交叉しながら大峰奥駈道を四寸岩山へ。










10時23分 道路








黒滝村は面積の94パーセントを森林が占める人口885人の村だ。






10時29分 道標

ここの分岐は841mポイント(ウォッちず)となる。
黒滝村役場へは下らない。




10時36分 四寸岩山取り付

ここが四寸岩山の取り付き。ようやく道路から離れ、登山道へ。
すぐ横にモノレールの小屋がある。寂れた風ではなく、今も林業関係者に使われているもののようだ。








10時51分 心見茶屋跡

取り付きからしばらく歩く。
茶屋の跡に到着した。昔は大峯奥駈道の休憩場所として機能していたのだろうか。

------------心見茶谷跡か。
変換ミスなのか、高原地図には「試み茶屋跡」とある。






モノレールのレールに沿い、急坂を上る。
雪のせいもあり、体力を消耗する。
20分ほど黙々と上り、稜線へと出るが-------雪が深い。





さすが1236mある四寸岩山の稜線というべきか、吹きだまりには50センチちかくの雪が積もっている。
それにしても、稜線までの急登はなかなかきつかった。
あとは、稜線を呑気に歩くだけだ---------そう思っていた。

雪山を嘗めてはいけない。ここからが本当の勝負の始まりだった。


繰り返されるアップダウン。目の前に現れるピーク。

「あれが山頂だろうか?」

いったい何度淡い期待を裏切られたことか。
ひたすら壷足で前進する。




11時46分 道標

ボクたちの時間と距離の感覚がおかしくなり始めた頃、ようやく新茶屋への分岐道標に出会った。
雪の中に、人工物の「角」が見えていたので掘り出して発見することができた。
四寸岩山まであと500m。







落ち着いて周囲を見渡せば、樹氷とまでは言わないまでも、まるで森が凍り付いているようだ。

--------凍り付いているのか。







ピキリとした鋭角な寒さが、周囲を取り巻いている。









登山道から逸れると、膝までも埋もれてしまう。






12時04分 四寸岩山山頂(1235.8m) 山頂360°写真

ようやく山頂へ辿り着く事ができた。
慣れた吉野山のルートや道路歩きに気を抜いていたせいもあっただろう、
雪の稜線歩きは甚だ堪えた。

それだけに、この山頂の素晴らしさが疲労をいっきに吹き飛ばした。


















天気良く、美しい。森の、雪の白さと相まって、視野いっぱいに広がる山々に心底感動する。






さて、メシだ。
このところ、うどんよりソバだ。

12時04分~12時46分 昼休憩

おやつも食べ、寒い中わりとのんびりしたところで帰途につく。






来た道を辿り、テンポ良く歩く。










「心見茶谷跡」道標から道路を黒滝村方向へと戻る。


13時40分 複数の道標(841mポイント)








往路で「黒滝村」と書かれていた道標の裏は「川上村」となっていた。








振り返ると四寸岩山の山頂が見えた。





下では想像できない銀世界があった。









14時00分

往路は、正面に見える階段を下ってきたが、帰りは左の山道を歩く。





途中に崩落個所があり、かなり危ない。











14時15分 金峯神社

金峯神社の休憩所で小休止する。持ってきていたミカンを食べる。
気温は1度。






14時45分 水分神社






15時00分 稚児松地蔵





15時01分 分岐

稚児地蔵からすぐの分岐を登山道へと入る。
こちら側から下ると、如意輪寺手前のトイレに立ち寄ることができるのだ。




15時08分 道路

トイレはあったが冬期は使用出来ない。
金峯神社のトイレも冬期は使用出来ないのだが、ここもそのようだ。残念至極。




15時12分 如意輪寺


15時42分、吉野駅に到着する。お土産物屋さんでまんじゅうを買って食べる。美味い。
それじゃ、次は1月14日に行った三頭山~地蔵山(京都・愛宕)で。まったね~。