苦楽の彼岸 山あるき 森あるき

こんにちは!umebocです。
主に近畿の山々をうめ子と2人で歩いています。

2012年2月19日(日)【魚谷山---revenge-match】 其の一 

2012-03-25 | 京都周辺エリア
2月4日(土曜)にも魚谷山に上ったが、なんとなく満足できないままに終ってしまった。
ワカンの使い心地を確かめるためだったのだけれど、予定していたコースと違うルートに入ってしまい、
北山荘へと下りてしまった。
初めて来たのだけれど、最近建て替えたのかわりと新しい。

ゆーきーよー岩よー♪
われらーが宿りー♪

これは山の歌として有名な「雪山讃歌」の歌いだしだけれど、3番の歌詞に出てくる

煙い小屋でも 黄金の御殿
早く行こうよ
谷間の小屋へ

この「小屋」が当時の北山荘のことらしい。

初めて北山荘に辿り着いたのは存外に良かったのだけれど、
なにか、雪に負けた気がして再度魚谷山へと来てしまった。リベンジマッチだ。



9時04分 出合橋バス停

バスにはわりと大勢の人が乗っていたけれど、ボクの他、女性3人組がここで下車した。







路面にも雪が積もり、半ば凍っている。
集落のある地域でさえこの量なのだから、さぞや満足のいく雪山歩きとなることだろう。
飛び出し注意の子も、半ズボンで寒そうだ。







9時05分~9時12分 準備

ガリガリと道路を歩き、左手の橋を渡って「雲ヶ畑森林組合センター」前でトイレ・準備休憩をとる。
バイオトイレとなっており、わりと綺麗だった。

4人組の女性もこの広場で準備をしていたが、足下を見るとみな長靴だ。
バックパックもえらく年期が入っている。
元登山部(女子)ででもあったのだろうか。慣れた足取りでボクたちの先へ、あっという間に見えなくなる。






9時24分 森の茶房?

「森の茶房」と看板にあったけれど、
喫茶店付きの公共施設かもしれない--------の前を通過する。
(後で調べたところ、雲ヶ畑林業総合センター)






あ~、寒そうだ

中津川沿いに北上する。






9時44分 松尾分岐

道路が別れ、左の松尾谷へと進む。右へ行けば直谷林道、樋ノ水峠・貴船山だ。








しばらくは轍の上を歩く。
除雪もされているので歩きやすい。




車が引き返した跡がある。
いよいよ轍もトレースも無い道を歩き始める。
少し早いかと思ったが、念のためワカンを装着する。









雪はわりに深く、林道歩きなのに体力を消耗する。








10時17分

橋を渡り、しばらくすると分岐になる。
左へ道なりに松尾谷に沿って歩く。
地図にはこの分岐は表記されていないので、右の道も確認に行ったのだけれど砂防ダムに突き当たった。








10時52分

至る所斜面の崩落した道を、ぐるぐると展望のある辺りまで上ってきた。
トレースの無い林道歩きはやはり堪える。すでに体力を半分は消耗してしまったようだ。
横のうめ子が憔悴しきっている。


10時58分、右の植林の中に林業者用の小屋があった。
ここで昼食にして休憩しようと思ったのだけれど、人の家に侵入するようで気が引けたので路上でシートを広げる。




展望のよい林道で昼休憩。
スープにパスタを入れて食す。ねっとりと少しからんでくるくらい煮詰めて食べる。




残ったスープをちぎりパンにつけて食べても美味い。


10時58分~11時24分 昼休憩

休憩し、元気も出てきたので出発する。






崩れ落ちた土砂の上に雪が積もる









雪山歩きに慣れていないのだけれど、先を行く人は軽くラッセルしたほうが良いのだろうか。
それとも、これくらいなら普通に歩けば問題ないのだろうか。









歩幅が違うので、ボクの足跡と同じに歩くことも出来ず、苦労するうめ子。
足を上げずにザッザカと雪を退けながら歩いたら良かっと反省している。

いくら休憩したといっても、やはりしんどい。



















工事現場にある赤いコーン。

疲労のあまり、気にもせずに通り過ぎようとしたら、
死にそうな顔してるうめ子が「深さがわかるから撮っておいたら?」と声をかけてきたので念のため撮った。
崩落した箇所の目印なのかもしれないけれど、埋まってしまっていてよくわからない。









13時03分 魚谷峠

ようやく魚谷峠に到着する。出合橋バス停から4時間もかかってしまった。
高原地図のコースタイムではここまで1時間40分となっている。
つくづく雪山の大変さを実感した。
予定のバス(2時半頃)に乗るため、途中引き返そうかとかなり迷った。
迷いながらここまで来てしまった。
ここから引き返し5時頃のバスに乗って帰るという手も考えたが、
この寒さの中、1時間以上もバスを待つことは考えられなかった。

仕方なく、折れた心で前進する。前進するしか選択肢が無かった。




魚谷峠には、白梅橋バス停から来たのだろう人のトレースが魚谷山へは向かわずUターンしていた。
もはや2時のバスには間に合わないので、覚悟を決め魚谷山へ向かう。







さらに雪深い山頂を目指し突き進む。







ワカンをつけているといっても、壷足みたいなものだ。
繰り返される足の抜き差しに股関節が悲鳴をあげる。










13時29分 魚谷山山頂(816.2m)

やった!山頂だ!ヒャッホー!



-----------先客がいた。男性が1人、くつろいでいた。
スキー板が置かれていたので、クロスカントリーの方なのだろうか。
それにしてはスキー板がひどく短かったように覚えている。
トレースをみても、どこから来たのかよくわからなかった。
地図にあるルートではなく、北区/左京区の区界線上を歩いてきたのかもしれない。
ボクたちの出現にとてもビックリしていた。
話しかけたかったのだけれど、ひどく疲れていたので挨拶だけしてヘロヘロと通過する。





魚谷山から柳谷峠へと向かう。
そこからP740mへと稜線を歩き、滝谷峠へと下り貴船口駅を目指す。








この辺りからうめ子はやや復活し、ボクはだんだんとへたばってきた。










それではrevenge-match【其の二】、もはやgroggy。まったね~。


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